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だから電気はおもしろい

昔なつかし 本部 営業部 開発G
課長

細川 真由美

高松での生活も早5年目となった私。高松に来てすぐの頃から行き始め、今ではすっかり常連になってしまったワインと料理のお店があります。
 高松の繁華街の路地を入ったところにあるそのお店は、木造2階建ての古い建物で、元は旅館として使われていたそうです。
 昔の雰囲気をそのまま残して改装しているため、お店に入ると、いきなり50年前にタイムスリップしたような感覚に陥ります。
 入り口は格子ガラスの引き戸。表には目立つ看板がなく、お店の名まえが小さく表示されているだけ。何回行っても、前を通り過ぎてしまいそうになります。
 店内のテーブル席では、小さな中庭をながめながら和風の落ち着いた雰囲気を堪能することができます。
 ひとりの時は、カウンター席。お庭が見えない代わりに、オーナーのKさんや従業員のAちゃんとの会話がはずみます。
 ある夜のこと、Aちゃんから「このあいだ、NHKの『梅ちゃん先生』を見ていて、はじめて白黒テレビがどんなものだったか知りました」と話かけられました。
 Aちゃんの年齢は、はっきり聞いたことはないけれど、25才ぐらいでしょうか。
 今まで年の差を感じることなく話をしていたのですが、Aちゃんは私よりずっと年下だったことをあらためて感じました。
 「そうなのよ。昔はあんな白黒テレビだったのよね。私の家で、はじめてテレビを買ったのは、小学1年生のころだったわ」と応じた私。
 「数年前まで私の家では牛を飼っていました」とAちゃん。「うちは、ヤギを飼っていたわよ」と私。それから、田んぼで見た虫の話になったAちゃん。私も野山を駆けずり回っていた子供のころを思い出しました。
その数日後、ワインと料理のお店のオーナーKさんに誘われ、総勢12名で1泊2日の山梨への旅に出かけました。
 参加者のほとんどは、Kさんがお店で開いているワインスクールの生徒さん。オーナーの呼びかけで、一昨年から毎年、国内と海外を交互に旅行しています。
 一昨年は山梨、昨年はドイツ(私は不参加)、今年はまた山梨。国内でも海外でも行き先は、ワイナリー。来年はポルトガルだそうです。
 今年は山梨のワイナリー2カ所を訪ねる旅。お昼に目的地付近に到着してまず、山梨の郷土料理である「ほうとう」の店に向かいました。
 前日に「ぶどうまつり」というイベントがあったそうで、「ほうとう」の店はどこも行列になっていました。
 私たちが行ったお店は、古民家がそのままお店になっていて、玄関先でお庭を見ながら待つこと30分。やっと呼ばれ、くつを脱いで座敷に上がると、ショーケースに入った立派な「よろいかぶと」のお出迎えがありました。さすが武田信玄ゆかりの地です。
 そして案内された部屋には、なんとお仏壇があって、ご先祖のお位牌が納められていました。ふだんはお客さんを入れない部屋なのかも知れません。
 天井を見れば、昔の配線方式である「碍子引き」。造営材に取り付けた碍子に電線をバインド線で縛りつける方式ですが、今ではこの配線工事ができる電気工事士さんが少なくなっています。
 最近では、昔風のつくりの飲食店などで、装飾用に取り入れたものを見かけたことはあるのですが、「碍子引き」が昔のまま残っているのは非常にめずらしいことです。
 興味深い店に来たなぁと思いながら、メニューを見ると、これまたおもしろい。
 このお店のメニューはすごくシンプルなのです。ほうとう、もつ煮、ワイン、ビール、コーラ、ウーロン茶。これだけ。何を食べようかと考える必要がない。しかし、そのシンプルなメニューのなかにワインがあるのは、さすが日本一のワイン産地です。
 「ほうとう」は、みそ味の汁のなかに平べったい麺、かぼちゃ、にんじん、さといも、きのこ、はくさい、ねぎが入っていました。
 山梨ではこのあと、もう1カ所、古い建物を見ました。1904年に建てられた、現存する日本最古のワイン醸造所で、県の文化財にも指定されているそうです。
 今は資料館として、明治時代に始まった日本のワインづくりの歴史紹介や、ワインづくりに使われていた古い器具類の展示がされていました。
 山梨で乗ったタクシーの運転手さんとの会話も昔なつかしい話題でした。
 何がきっかけだったか、「お客さんたちみんな若いみたいだけど、脱脂粉乳って知っていますか」と声かけてきた運転手さん。運転手さんの年齢は、おそらく60過ぎ。
 その時一緒にタクシーに乗っていたのは、20才代2名と40才前後と思われる人1名、そして私。私だけが、「知っていますよ」と答えたのでした。
 そのあとも昔の話が続き、運転手さんのおかげで、他のメンバーに私の歳が完全にばれてしまったじゃないですか!
私の実家は高知の田舎で、小学2年生のころまで手回しの鉛筆けずりもなく、父に草刈り用のカマで鉛筆をけずってもらっていました。
 そのころ電気洗濯機がなかったので、母は洗濯板で洗濯をしていました。それから電気掃除機がなく、ほうきとちり取りで掃除をしていました。
 ご飯は、土間にあったかまどに薪をくべて炊いていましたね。電気炊飯器はずっとあとで、その前はしばらくガス炊飯器でした。
 白黒テレビは前述したように小学1年生のころで、冷蔵庫もたぶんそのころにはじめて買ったのだと思います。
 お風呂は当時、薪で沸かして、木の踏み板のある五右衛門風呂でした。
 各部屋の照明器具は、天井からコードでぶら下がったはだか電球。電球を抜いたあとのソケットに指を入れたら感電した記憶があります。危ないことしていましたねぇ。
 すべてなつかしい思い出です。
さ

てさてAちゃんは今年はじめて、ソムリエ試験に挑戦して、今は結果待ち。
 ソムリエの試験は1次の筆記試験、テイスティングとサービス実技の2次試験があります。
 筆記試験は、ワインの製造方法、世界のワイン産地に関する地理や気候や歴史、ぶどうの種類、その国のワインに関する法律など広範囲の分野から出題されます。
 テイスティングでは、外観、香り、味わいについてコメントし、銘柄、産地、品種などを当てるという試験。
 Aちゃんは、1年ぐらい前から試験のために勉強をしてきたとのこと。すごいな~。
 私は、何度聞いてもワインのウンチクを覚えられないし、何を飲んでも「美味しい」としかコメントできません。せめてこれからは、山梨でお世話になったワイナリーのワインを飲んで消費拡大のお手伝いをしましょう。
 そしてAちゃんが合格したら、ワインでお祝いをしなくちゃ!

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