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だから電気はおもしろい

普通はダメ? 本部 保安事業部総括課 副長
細川 真由美

昨年末、休みに入ったので高知の自宅に帰ってボーっとしていたのですが、突然、「明日からすることもないし、どこかに行こう!」と思い立ちました。
  そして、JRの時刻表で普通列車を乗り継ぐルートを調べてみたら、高知から岡山の湯郷温泉の近くの林野という駅まで約7時間半で行けることがわかりました。
  高知駅5時27分発の始発列車に乗り、阿波池田、琴平、坂出、岡山、津山と計5回乗り換えて12時54分に林野に到着。そのあとすぐにバスの連絡があって、湯郷温泉まで約10分。
  温泉でお風呂に入ってちょっとのんびりした後、またバスと普通列車を乗り継ぎ、その晩は高松で泊まって(今、職場が高松なので、高松にも家がある)、次の日に高知へ帰るという行程。
  ちょうど、JRでこの時期に発売されている普通列車一日乗り放題のお得な切符、「青春18きっぷ」を使うことができる。
  この切符、期間は限定されていますが、1枚で5回(人)分使用でき、11,500円で発売されているので、1日あたり2,300円で普通列車一日乗り放題という計算になる。
  すご~く得した気分で、「明日の朝、早起きして5時27分の列車に乗ろう!」と意気込んで、自宅から歩いて10分の高知駅に切符を買いに走りました。
  そのあと、時刻表をもう一度見直し、スケジュールを立てている最中、別に暮らしている娘から「何しゆう? どっか行かん?」とタイミングよく電話がかかってきました。
  そして、「私は明日から旅に出る」「どこ行くが?」「岡山の温泉」「一緒に行く!」と話は決まり、娘と二人で行くことになってしまったのです。
  まだまだ夜が明けていない時間に娘とふたり、高知駅に向かいながら、「暮れも押し詰まったこの時期に、私たち何やってんだろう」という思いもありましたが、この普通列車の旅は新鮮でいろんな発見がありました。
  土讃線では、数え切れないほど往復していますが、普通列車で乗り通すのは、はじめて。始発便に乗るのもはじめて。
  高知駅出発時には、忘年会で夜を明かしてしまったらしき人、数人を含めて、乗客が15人位いました。でも、各駅に止まるごとにだんだん少なくなって、土佐山田駅からは5人ぐらい。さびしい車内となってしまいました。
  それから列車は山に入って、まわりに民家も見えなくなり、車外はずっと真っ暗だったのですが、吉野川沿いを走っている途中でだんだん空が白み始め、清々しい山の風景が見えはじめた瞬間は感動ものでした。
  そして、いつもは特急列車であっと言う間に過ぎてしまう大歩危、小歩危の渓谷美を車窓から長い時間、堪能することができ、普通列車での旅の良さをしみじみ味わいました。
この旅から帰ってきてからも、あの時の感動とお得感が忘れられず、時間さえ許せば、高知-高松間を普通列車で往復しています。
  難点は、乗り継ぎ回数が2、3回あって、スムーズに乗り換えできる便は、高知からの2便ぐらい…と、不満を言っていたら、高知の友人は「時は金なり。特急列車に乗って帰ってきなさい」と言う。
  高松にいる友人の鉄道マニアの鉄ちゃんは、「土讃線は、目を閉じていても音を聞けば、どこを走っているのかわかるぐらい乗っています。だからもう、土讃線で普通列車に乗ることには魅力を感じていません。」と語り、メールで、「ボクは、その轍(てつ)は踏みません」と書いてきた。
  「轍を踏む」なんて言葉が出てくるとは、さすが鉄ちゃん。
  しかし、「轍を踏む」という言葉は、「前車の轍を踏む」とか「前轍を踏む」ということわざで使われ、前の人と同じ失敗をするという意味のはず。
  私のしていることは失敗と言われているようにもとれるが…鉄ちゃんたちの専門用語で別の意味があるのか? その列車には乗りませんという意味なのかな???
  鉄ちゃんたちの専門用語のなかには、鉄道に対する情熱の度合を表す言葉に「鉄分」という言葉があります。
  鉄分が多いとか、鉄分不足とか、鉄分補給とかいう使い方をして、鉄分は鉄ちゃんには欠かせない栄養素らしい。
  友人の鉄ちゃんの影響で、最近、私も鉄分が多くなってきた気がします。
先日、バーのカウンターで、横の席に座った同僚のA氏が、「最近のトップランナー変圧器はすごいよ」と熱く語りはじめました。
  A氏と一緒に飲むと、いつも午前様になってしまうのですが、飲みながらこんな話を延々としているせいでもあるのです。
  トップランナー変圧器というのは、トップランナー方式(省エネ型製品の普及のための制度)により定められた省エネ基準値を満足する変圧器のことです。
  油入変圧器では目標年度を2006年度として、1999年度比約30.3%の効率改善をめざし、各メーカーが努力をしてきました。
  そして今、A氏が熱く語るのもよくわかるほど、すばらしく効率が良くなっているのです。
  変圧器の損失は、大きく分けると2種類あります。
  電圧を加えることにより変圧器の鉄心から発生し、負荷の大きさに関係なく一定の損失である無負荷損(鉄損)。
  電流が流れることにより、主にコイルから発生し、負荷の大きさで変動する損失である負荷損(銅損)があります。
  変圧器は、いたる所に設置されています。電力会社の配電用変圧器、ビルや工場の変圧器など、大量に使用されています。
  しかも寿命が長く、20年、30年ずっと使用されている変圧器も数多くあります。
  このような古い変圧器をトップランナー変圧器に更新すれば、大幅な省エネ効果が期待できるのです。
  A氏は、トップランナー変圧器に更新するよう、お客さまにどんどん提案していきたいと、さらに熱く語っておりました。
  省エネの世界では、変圧器以外にも自動車や家電製品などが「トップランナー」の対象機種とされています。
  「普通列車は遅くて不便でも、安くて楽しみもあるのよ~」と言っている私も、省エネに関わる仕事をしている以上、省エネの先頭をいく「トップランナー」に無関心でいるわけにはまいりませんね。
あの夜のA氏は、変圧器の話で異常に熱くなっていましたが、変圧器は鉄と銅のかたまりみたいなものだから、A氏は「鉄分」か「銅分」が異常に多いのかも…。

 

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