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電気事故例・体験談

電気事故例・体験談など

電気事故未然防止例194 振動による、電線の被覆損傷を発見

発見時の概要
 新しくご契約いただいたお客さまで、初めて電気設備の月次点検にお伺いした時のことです。挨拶し、その後電気設備について異常がないかお聞きしたところ、お客さまより「度々コンプレッサー用の漏電遮断器が動作する」との話がありました。業務に支障がでて大変困っておられるようなので、原因究明の為にコンプレッサー回路の停電が必要である旨をご説明しご了解をいただきました。まずコンプレッサー用の漏電遮断器を開放して電線の絶縁抵抗を測定しましたが、絶縁抵抗値の低下は見られませんでした。続いてコンプレッサー本体とマグネットスイッチの間で測定してみると0.02MΩ(メグオーム)で、絶縁不良の状態となっていました。モーターの不良かと思いながらマグネットスイッチボックス内の下部に目を向けると、スイッチボックスより電線が出ている付近に黒い煤のようなものが見えたので、電線を動かして確認したところ電線の被覆が損傷していました。マグネットスイッチボックスなどの金属性ボックスは電線保護のため、電線の引出部分には通常ゴムブッシング等を用いて電線被覆の保護をしていますが、経年劣化と振動でゴムブッシングが抜け落ちたりする場合があります。今回の場合も長年の使用でゴムブッシングが抜け落ちた状態となり、コンプレッサー運転時の振動で電線引出部分に接していた電線の被覆が徐々に損傷し、漏電が度々発生して漏電遮断器が動作したものと考えられます。

応急処置等
 コンプレッサーの電源側の電線に少し余裕があったので、被覆損傷箇所を取り除きマグネットスイッチへ接続しました。また、電線引出部分に接する電線は絶縁テープを重ね巻きすることにより振動で電線が損傷しないようにしました。お客さまに今回の原因の説明と応急処置を実施したことについて説明したところ、「その他の機器についても同じような状態になっているかもしれないので確認してもらいたい。」と依頼されました。
 月次点検において依頼があった部分の点検を入念におこない問題がなかったことを報告し、応急処置した部分の改修を再度お願いしました。お客さまからは、「今まで原因がわからず度々コンプレッサーが止まっていたので、本当に助かりました。」と感謝され、とても喜んでいただけました。
今後の対応
 工場などでは様々な機器が設置されており、至る所で振動は繰り返し発生しています。今回の経験を踏まえ、振動による配線への影響を常に頭に描き注意深く点検を実施するとともに、特に振動が大きい電気機器においては、ゴムブッシング等の電線を保護する部品の劣化や脱落にも注意を払い点検をおこなうことで、事故の未然防止に繋げていきたいと思います。

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