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電気事故例・体験談

電気事故例・体験談など

電気事故未然防止例184 このようにして事故が防げました 放射温度計での故障発見

●設備の状況
 お客さまの業種は、契約電力800kWの製造工場で複数の電気室を構えています。電気室の設備は、増設を重ねて新旧入り混じった状態になっています。

●発見時の状況
 月次点検で、いつものように放射温度計で温度を測っていくと、高圧コンデンサの表面温度が左側・中央・右側で異なることに気が付きました。特に右側の温度変化が大きく、他に比べて3度ぐらい低く、ほぼ周囲温度と同じくらいになっていました。
 通常、使用中のコンデンサは周囲温度と比べると少し高いものですが、ほぼ周囲温度と同じ場合は、断線等の異常があると考えられます。
 お客さまにコンデンサの状況を説明し、後日、改めて休日に停電して精密点検を実施させていただくことをお伝えし、了解をいただきました。


●応急処置等
 精密点検実施のため休日に訪問し、温度異常を発見した右側コンデンサの高圧電流を測定すると0Aで、黒相(右側)に電流が流れていませんでした。次に、停電して静電容量を測定すると、容量のバランスが崩れており、内部回路が断線していることが判明しました。正常なコンデンサは平衡した電流(三線が同じ電流)が流れ、静電容量も同じ(三線が同じ容量)です。
 このまま放置すると、このコンデンサが原因で停電を起こすおそれがあるため、コンデンサの配線を切り離し、「停電を起こすおそれや、コンデンサ取り替えなどの復旧作業により工場の稼働が長時間できなくなること」などをお客さまに説明いたしましたところ、早速、取り替えの対応をしていただき、大事には至りませんでした。

●今後の取り組み
 コンデンサの故障は、過熱や短絡により内部の圧力が増加し、容器の変形や爆発に至る場合や、今回のように内部回路が断線により、容量欠損、電流減少、温度低下になる場合があります。
 コンデンサの不良は、絶縁測定では発見できず、容量測定、電流測定、温度測定が重要になります。今回の場合は、放射温度計での温度測定により発見できたと考えております。 
 これからもお客さまのお役に立てるよう、電気設備の予防保全に努めて参りますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

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