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電気事故未然防止例160:このようにして事故が防げました
変圧器二次側接続部の接触不良による過熱 〜 高知支部 山田事業所 古味 幹久
●設備の状況
  製材所の電気室のことです。この電気室は暗く、変圧器の二次側配線および配電盤裏の配線は、輻そうしている設備でありました。
●発見時の状況
  定例の月次点検にお伺いしました。
  挨拶を済ませ、点検前の問診を行ったところ、電気設備の異常や変更等はないとのことでした。順路に従い構内柱、粉砕機の点検を済ませ、電気室の点検を行っている時のことです。目視点検や運転記録をとり、サーモガンによる温度測定をしていた際、高圧機器には異常はなかったのですが、配電盤裏面の配線・接続部の温度を測定すると80度を示していました。このため、配電盤裏面から変圧器までの低圧配線の温度測定をしたところ、変圧器二次側接続部のボルト締め付け部分が95度を示し、最高値であり、接続部に異常があることを発見しました。
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●改修処置等
  早速、お客さまにこのまま放置すると火災等に繋がる恐れがあることを説明し、停電の了解をいただき、同時に、協会事業所に改修の応援要請をしました。応援者到着後、直ちに停電させ、接続部分にゆるみが生じないよう、C型コネクターというより強力な接続材料により改修し、事なきを得ました。
●今後の取り組み
  今回の異常では、過熱により、最悪、火災となり、おが屑などに燃え移り、全焼あるいは周辺への延焼の恐れがありました。
  電気設備の点検については、これまで常に最悪の事態を予測し細心の注意をもって行ってきましたが、特に、製材所のように可燃物が多いお客さまの電気設備については、大事に至ることのないよう一層の注意が必要なことを痛感しました。今後も気を抜くことなく、お客さまのお役に立てるよう、頑張ってまいります。
 
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