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電気事故未然防止例159:このようにして事故が防げました
高圧ケーブルの端末部に注意 〜 阿南事業所 堀口 亮
●設備の状況
  校舎の中庭にあるキュービクル内でのことです。
●発見時の状況
  天気は良く、定例の月次点検にお伺いしました。点検の挨拶を済ませ、引込設備から順に点検を開始し、キュービクル内の点検をしている際、変圧器等の振動音に混じり微かに「ジー」という音が高圧ケーブル付近でした気がしました。しばらく様子を見ていましたがその後は音も無くなり、気のせいかなと思いました。しかし、万が一事故になっては大変です。そこで、その様な現象の原因を見つけるにはウルトラホン(超音波式放電探知機)が有効であると考え事務所に取りに戻りました。
  ケーブル端末部以外の周囲を測定した結果は20dbであったが、端末部分に限っては60〜70dbと放電の兆候が出ており、間違い無く異常が発生していると判断できました。
イメージイラスト
●応急処置
  早々、お客さまに事情を説明し停電点検を実施すると、高圧ケーブル端末部下方の電線が相互接触し小さな放電跡(電線の裏側で死角になり発見しにくい状況)がありました。
  ケーブルに自己融着テープにて絶縁処理をし、ケーブル相互も接触しないよう離隔を十分取りました。
写真画像(高圧ケーブル端末部 高圧ケーブルの白相の裏側で、死角になっています)
●今後の取り組み
  今回は、点検時にウルトラホンにて発見することができました。もし、このまま放置していたら、最悪、短絡事故(ショート)になり甚大な被害が出ていたと予想されます。
  電気設備については、常に最悪の事態を予測し小さな事柄にも注意を向けるよう指導されていたため見つけることができ、結果、事故の未然防止ができたと思います。今後とも気を抜くことなく点検を実施し、お客さまのお役に立てるよう頑張ってまいります。
 
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