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見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
Part13:星に願いを 高知支部お客さまサービス課
契約係長

細川 真由美
夜、北向きの星空を見上げて歩くことが 多々ある私は、北斗七星やカシオペア座を見つけると、次に北極星を探すのが習慣になっています。
  北斗七星の柄杓から5倍、あるいはカシオペア座のWから5倍と小学校の理科で習ったとおりにすると北極星にたどりつきます。
  私が星空を見上げて歩く時は、たいていほろ酔い気分の時です。
  「果てしない宇宙に比べ、私はちっぽけなものなのね」と考えるとストレスや悩みは吹っ飛んで、夢見る乙女(周囲から非難の声が聞こえそう)になったり、はたまた子供に戻ってUFOを探したり、酔い…ではなくて良い時間を過ごしています。
  高知の中心街近くに住み始めて17年。たまに田舎に帰って、夜、満天の星空を見上げると、星の数が多すぎて北極星を探すのはたいへんです。
  満天の星空を見ると心が洗われます。ずっと見ていたくなります。
  そして「やっぱり田舎はいいよね」とつくづく思います。
  しかし、それに比べて高知の街で見る星はなんて少ないのでしょうか。
  街が明るいせいですね。街灯、看板灯、店舗や住宅の明かりなどいろんな照明のせいで見える星の数が少なくなっているのです。
  時々、「どうしてこんなに明るいの。田舎の真っ暗な夜が恋しいよぉ」と思うのですが、ホテルの最上階のバーから夜景をながめると(いつも馴染みの居酒屋さんで遅くまでねばる私は、そんな機会がほとんどないのですが)、「夜景は、街の明かりが多いほどきれいよね〜。」とも思います。
  きれいな星空ときれいな夜景の両方を見たいというのは、ぜいたく?
ところで、夜の街を彩る照明が、近年様変わりしています。
  ネオン街という言葉が死語になりつつあるように、ネオンを使った大型の看板は、だんだん少なくなってきているようで、次世代のLED等のエレクトリックサインが増えてきています。
  象徴的なのはパチンコ店さんの看板で、派手派手のネオンサインはだんだん少なくなって、お店の雰囲気が変わってきています。
  ネオンサインの封入気体として利用されているネオンは元素記号Ne。1898年に発見されています。
  ネオンサインは、通常14mmの太さで1.5mの長さのガラス管が使われ、かたどる文字や絵によって太さや長さが変えられます。細いガラス管をバーナーで加工していく技は、職人芸の世界です。
  ガラス管の中には、ネオンガス以外にも様々な色を作り出すために、アルゴンガスや水銀などが封入されています。
  このガラス管の両端に電極を付けて、高電圧(最高電圧は15,000V)で放電することで光を出します。
  ネオンは赤橙、アルゴンは紫、アルゴンと水銀を混ぜると青になります。また、ガラス管に蛍光物質を塗布したり、ガラス管を着色したりして多様な色を作り出します。
  この多様な色の組み合わせで、あの煌びやかなネオンサインが生まれているのです。
  ネオンの工事をするためには、一般の電気工事士の資格とは別に特種電気工事資格者という資格が必要になります。
  ネオンサインの歴史をひも解くと、世界では1900年代初頭にパリ万国博覧会で公開され、日本では大正7年(1918年)に銀座のカバン店さんで点灯されたとのこと。東京オリンピック以降、急速にひろまったそうです。
  最近では大型看板の新設が減ったかわりに、ミニネオンを見かけることが多くなりました。
  小さなお店に「OPEN」等の字をかたどったものや、かわいい形のミニネオンをおしゃれに飾ってあるのを見ると、ほのぼのします。
  蛍光灯に比べて白熱灯の光のほうが気持ちが落ち着くように、ネオンの色を見ると心がなごみます。
  そんなこともあって私は、ネオン街に惹かれるのでしょうか…(また、周囲から非難の声が聞こえそう)。
星空を見上げていると、たまに流れ星に遭遇します。
  流れ星を見ると「流れ星が消えない間に願い事を3回唱えると願いが叶う」という言い伝えにならって、急いで願い事を3回唱えていた私ですが、最近いいことを聞きました。星に願いを託すのにもうひとつの方法があるそうです。
  流れ星が流れている間に高知の「宇宙酒」を一口飲めば願いが叶うとのこと。
  たった一口で願いが叶うので、3回も願い事を唱える面倒がありません。
  ただし、夜になるといつも宇宙酒を持ち歩いて、すぐ飲める状態にしておくか、あるいは星空の下で飲みながら流れ星を待ち構えるか、いずれにしても準備が必要ですね。
  宇宙酒は、ロシアのロケット「ソユーズ」に乗って宇宙を旅した高知県産の日本酒酵母を使った純米吟醸酒です。お米も高知県産のものを使って、高知の酒蔵で造られています。
  昨年初めて発売されて今年は2年目。さらにおいしくなっています。宇宙に思いをはせながら飲むと、これまたいいですねぇ。
  今年は3月21日が宇宙酒解禁日だったのですが、私はすでに18酒蔵の全種類の利き酒をする機会に恵まれました。
その後も居酒屋さんの宇宙酒の会に参加したり、また機会あるごとに宇宙酒を堪能したり、ここ最近、こころは宇宙に飛びっぱなしの毎日です。
 
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