定期調査時の体験談

調査業務における体験談 vol.80時には照明器具の相談も

香川支部 調査サービス課 川上 正臣

バイクを走らせると少し肌寒い11月下旬のある曇り空の日、高松市内のマンションに電気の安全点検で訪問した時のことです。

全戸に事前のご案内をしてから、ひと通り点検を実施しました。
ご不在のお宅には、屋外での漏れ電流測定と屋外点検の結果および屋内点検希望などのお知らせと電気安全パンフレットをポストに投函し、業務を終えました。

後日、あるお客さまから屋内点検希望のご連絡があり訪問しました。そのお宅には40代くらいの女性が一人で住んでおられ、屋内の分電盤や配線などを点検し、異常はありませんでした。その旨をお伝えすると、「一カ月ほど前からリビングの照明が点かなくなった」とお客さまから相談を受けました。照明器具を見てみると、丸型の蛍光灯とグロー球(点灯管)は新しいものに交換されていましたが、スイッチを入れても灯りが点きません。そこで、器具本体を天井から外し、天井の接続部の電気を測定すると正常に通電していました。その他の電気器具は全て使用できることから、この照明器具本体が不良ということが判明しました。

その照明は10年以上使用しているとのことで、そろそろ買い替え時期かと思っていたようですが、器具が不良なのか配線等の不具合なのか原因が分からずそのままにしていたそうです。そんな時に保安協会の電気の安全点検のお知らせがあり、故障以外の可能性が分かるのではないかと思い屋内点検を希望したとのことでした。
お客さまからは「照明器具本体の不良と確定していただき安心しました」と大変感謝されました。

今後も、お客さまのお声がけに真摯に対応し、電気の安全と安心をお届けできるよう、業務に取り組んでまいりたいと思います。