電気設備の精密診断

電気設備の精密診断

最新の各種計測器を備え、高い技術力で電気設備の診断をお手伝いしています。

専門の技術者が最新の測定機器を使用し短時間で、高度化、複雑化した電気設備の点検、測定および試験を行っています。

主な試験業務

  • 電気設備全般の点検業務
  • 施工検査
  • 計測器校正試験
  • コンデンサ容量試験
  • 保護継電器試験
  • 部分放電試験
  • CVケーブル活線絶縁診断
  • 赤外線熱画像診断
  • VCB等遮断器の性能試験 等
油入変圧器の劣化診断のご案内

油入変圧器の劣化は、絶縁油の劣化とコイル絶縁紙の劣化があり前者は絶縁油を交換することにより継続して変圧器を使用することができますが、後者は絶縁紙の寿命であり劣化が進むと変圧器本体を交換する必要があります。

  • 絶縁油酸価試験~絶縁油劣化診断~
    絶縁油酸価試験
    絶縁油は空気中の酸素や水分が混入し絶縁性能が低下するため試薬に絶縁油を混ぜて色の変化で簡易的に酸価(酸性有機物質の総量)を測定します。
  • 絶縁油耐電圧試験~絶縁油劣化診断~
    絶縁油耐電圧試験
    絶縁油を試験用容器に採取し直径12.5㎜の球状電極間ギャップを2.5㎜に対向し電圧を上昇させ絶縁破壊電圧を測定します。
  • 油中ガス分析~変圧器内部の異常診断~
    油中ガス分析
    過熱→ガス発生
    変圧器の内部で局部過熱や部分放電が発生すると特有の分解ガスが発生し絶縁油中に溶解します。そのガスを分析することによって内部異常の有無を推定します。
  • フルフラール分析~変圧器の余寿命診断~
    フルフラール分析
    劣化→フルフラール
    変圧器の絶縁紙が劣化すると絶縁紙を構成しているセルロースの分解生成物であるフルフラールが絶縁油中に溶解します。そのフルフラール量を測定することで変圧器の寿命を診断することができます。
CVケーブル活線絶縁診断のご案内

電力ケーブルの絶縁破壊事故は、必ず停電を伴い復旧には多くの時間と労力を必要とします。このため、事前にケーブルの劣化状態を把握して、絶縁破壊事故を未然に防止することが重要です。

無停電による診断を実施します

当協会では、直流成分法を利用した「CVケーブル活線絶縁診断装置」を使用し、無停電でお客さまのCVケーブル劣化診断を実施しています。
(ただし、初回に接地端子台加工のための短時間停電が必要な場合があります。)

  • ・ 水トリーによるケーブルの劣化を発見します。
  • ・ お客さまの設備を停電することなく劣化診断を行います。
  • ・ シースの絶縁抵抗や充電電流を同時に測定し、総合的な診断を行います。
  • ・ 接地線を利用し、充電部に触れずに測定できるため容易にかつ安全に測定を行います。
  • ・ 測定は商用電源がない場所でも可能です。
CVケーブル活線絶縁診断装置
CVケーブル活線絶縁診断装置

劣化診断(直流成分法)

水トリーが発生したCVケーブルには、右図に示すような整流作用があり、交流電圧通電時にシーアース(遮へい層)に流れる充電電流に微小な直流成分電流 I が含まれます。この微小な直流成分電流を検出して絶縁劣化診断を行うのが直流成分法です。

劣化診断
絶縁用防保護具の
安全チェックのご案内

高圧の活線または近接作業に用いられる絶縁用防保護具類は、労働安全衛生規則第351条において定期自主検査が義務付けられています。

(労働安全衛生規則第351条抜粋)

事業者は、絶縁用防保護具等については、六月以内ごとに一回、定期に、その絶縁性能について自主検査を行わなければならない。

絶縁用保護具等の検査試験項目

  • 電気用安全帽
  • 電気用高圧ゴム手袋
  • 電気用高圧ゴム長靴
  • 電気用絶縁シート
  • 電気用絶縁上衣
  • 断路器操作用フック棒
  • その他(高圧検電器等)
絶縁シート・高圧検電器

四国電気保安協会では、充実した機材、習熟した試験員により、耐圧試験等を的確に行える環境を整えています。

絶縁シート・高圧検電器
高圧ゴム手袋・安全帽

メールでのお問い合わせ

電話でのお問い合わせ