一般財団法人 四国電気保安協会 一般財団法人 四国電気保安協会 四国電気保安協会 プライバシーポリシー 四国電気保安協会 サイトマップ 四国電気保安協会 TOP 四国電気保安協会事業拠点のご案内 四国電気保安協会 お問い合わせ 四国電気保安協会リンク集
地域の皆さまへの
電気の安全広報

地域の皆さまへ電気の安全広報

だから電気はおもしろい Part.59 段ボールずくめ

この原稿、段ボール箱の山のなかで書いています。
 ここは自宅。近々の引っ越しを控え、その準備をしている最中なので、小物類を入れた段ボール箱に部屋を占領されているのです。
 数えてみたら25箱。まだ、生活に必要な最小限のモノや掃除道具、ハンガーにかけた服などは箱に入れていませんので、引っ越し時にはさらに箱の数が増える予定です。
 狭い部屋での独り暮らしなのに、なぜこんなにモノがあるのかと、自分のことながらあきれてしまいます。
なかには、思い切って処分したモノもあります。横積みして5年間分残してあった月刊雑誌など。その数、200冊ぐらいあったはず。
 部屋から大量の本が無くなり、『すっきりしたなぁ』と思う反面、まだ読んでいない本もあったのに、『もったいないなぁ』とちょっぴり後悔もあります。
 数でいえば、本に負けないほどありそうな服の処分もしたいところですが、たぶんそれは無理みたい。処分する服を仕訳けするには、相当時間がかかりそうなので、あきらめます。

ところで今、狭い部屋で私と肌を寄せ合う距離にある段ボール箱。何日も一緒にいると、愛着がわいてきます。
 「段ボールの構造って、2枚の紙の間に、ナミナミの形の紙があって、サンドイッチみたいになっちゅうの、知っちょった?」と友人A氏に聞くと、「間の紙は、正六角形のハチの巣状じゃなかった?」という返事。「ちがうき。ナミナミになって、三角形になっちゅうき」と、ちょうど近くにあった段ボールの現物で確認してもらい、「ホントや」と信じてもらいました。
 この三角形が、段ボールの強さに関係しているのです。(正確には、角がとがっていなくて丸いのですが。)
 日本で段ボールが初めてつくられたのは、1909年。もう100年以上も前になります。
 段ボールの発祥の地は、イギリスです。
 あの段ボールのナミナミの部分が、通気性とクッション性を兼ね備えた素材として、シルクハットの内側に使われていたとのこと。
 段ボールは進化しています。特に最近、よく考えられているなぁと思う段ボールを見ることが多くなりました。
 切り取り線があって、開けやすくなっているもの。一枚の段ボールに切り込みがあり、山折り谷折りがたくさんあって、知恵の輪みたいにうまく形ができるもの。
 また、金属製のステープルで封をしたものが少なくなり、捨てる時に分別しやすいものが多くなっています。
 段ボールは、古紙回収率が95%以上とのこと。リサイクル率の高さも、驚くほどの進化です。
 回収された段ボールは、何度も段ボールとして生まれ変わります。日本では平均7~8回再生されているそうです。
 段ボール原紙の古紙利用率は、国の統計で2013年度93.3%。新品の段ボールであっても、その原料の9割以上が古紙というわけです。
 段ボール原紙を製造する工場では、古紙利用率のさらなる向上のため、古紙処理工程からの排水に含まれる有機繊維を回収し、原料に戻す取り組みなどが行われているそうです。
 この段ボールの高いリサイクル率を維持するために私たちができることは、分別回収に協力すること。
 そして捨てる前に、金属ステープル、粘着テープ、宅配便の送り状などは取り外してリサイクルしやすいようにしたいですね。
 引っ越し後、処分した段ボールはリサイクルされて、また私のもとに戻ってくる可能性もあり?

近年、工場での環境への取り組みとして増えているのは、生産工程だけでなく、製品のライフサイクル全ての段階を意識した取り組みです。
 製品のライフサイクルとは、ゆりかごから墓場まで。原料から、製造、流通、使用、そして廃棄までです。
 消費者の立場からすると、使用と廃棄の部分での環境対策が特に気になります。
 使用時にエネルギーを消費する製品なら、その消費量はできる限り少ないものがいいですね。
 容器に入った調味料などの購入時には、使い終わった容器の扱いが面倒なものは避けて、分別しやすいものを私は選んでいます。

国や自治体では近年、3R(スリーアール、さんアール)という活動を推進しています。
 3Rとは、循環型社会を形成していくための3つの取り組みである「リデュース(Reduce)」「リユース(Reuse)」「リサイクル(Recycle)」の頭文字をとったものです。
「リデュース」は、廃棄物の発生自体を抑制すること(発生抑制)。
 具体的な取り組みとして、買い物袋やバッグを持参し、レジ袋をもらわない。詰め替えのできる商品を買い、使い捨て商品はなるべく買わない。長く使えるものを選び、修理して使う。などがあげられます。
「リユース」は、いったん使用された製品、部品、容器等を再び使用すること(再使用)。
 具体的な取り組みとして、再使用できる容器のものを選ぶ。不用となったものは、フリーマーケットに出したり、他人に譲る。などがあげられます。
 「リサイクル」は、廃棄物や不用品を資源として再利用すること(再生利用)。
 3Rのなかでは、一番早くスタートした取り組みになります。
 3Rのうち、最も省エネなのは、リデュース。次にリユースとなります。リサイクルは3番目。
 廃棄物処理の優先順位も、リデュース、リユース、リサイクルの順になります。
 このことから最近は、リサイクルより優先順位が高い2R(リデュース・リユース)への取り組みが求められています。
 そもそも昔は、3Rが普通のこととして実践されていたのですね。
 レジ袋はなかったので買い物かごを持って行ったし、ビン類は洗って再使用していたし、使えるものは何でも再利用していました。
 そういえば、A氏に段ボールの構造の話をした時、「机がほしいって言いよったろ。引っ越したら、段ボールがいっぱいあるき、1個机にしたらえいわ。昔はミカン箱を机にしよったろ」と言われました。(もちろん冗談です。)
 でも、あとで調べてみると、昔よく机にしていたミカン箱は、どうやら段ボールではなく、木製だったようです。
 みかんの運搬時、木製では重たいので軽くて、みかんがつぶれにくい段ボールにとって代わられたのですね。
 私の子供のころの記憶では、高級みかんが入っていた箱は、すでに段ボールになっていたと思います。

以前に、このコーナーにも書きました(Part 12「備えあれば憂いなし」)が、地震時の家具の転倒防止のため、天井とのすき間にちょうどの大きさの段ボールを入れておいたら良いという話を聞いたことがありました。
段ボールイラスト  しばらくして、食器棚の上の空間にちょうどの大きさの段ボール箱が手に入り(家電製品を買った時の箱?)、今までずっと食器棚の上にありました。
その箱は、めったに使わないモノの置き場所になっていて、幸い家具が転倒しそうな地震はないまま、今回の引っ越し準備でそこからおろすことにしました。
 埃だらけになりがちな家具の上部は、すき間がなかったおかげでキレイだったし、おろした箱は、引っ越しの荷物入れに使えるし、この段ボールの活用方法は一石四鳥ぐらいになりました。
 引っ越し後も、この方法を採用することにしましょう!!

←だから電気はおもしろいメニューへ

一般財団法人 四国電気保安協会 〒760-0066 高松市福岡町3丁目31-15 TEL:087-821-5615(代)