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だから電気はおもしろい Part.56 通行止め

今年は、地ビールを飲む機会が多くありました。
 きっかけは夏、会社の同僚数人と出かけた旅先の旅館で、夕食時のドリンクメニューに地ビールがあったことから。
 試しに飲んでみたところ、「これ、美味しい!」「どれどれ…ホントやね!」ということになり、同じ製造元の商品が3種類あったので、味の違いをみんなで飲み比べることにしました。
 すると、「こっちはコクがある」「これはすっきりや」「これが一番苦い」「ボクはこっちが好き」「私はこれ」と大いに盛り上がりました。
 それ以来、地ビールにハマってしまった私。今、旅先で見つけたら、もれなく飲んでいます。
 地ビールは、平成6年に酒税法が改正されて少量生産が可能になったことから、一時、全国的なブームとなりました。国税庁の統計を見ると、ピークの平成15年には製造者数は250を超えていました。
 それから製造者数は年々減少し、平成24年には170余りとなっていますが、最近、またブームを迎えているようです。
 製造者は淘汰されて少なくなったけれど、美味しい地ビールが多くなり、ファンが増えているのでしょう。今年9月には国内大手メーカーと業績上昇中の地ビール製造会社が業務提携したというニュースもありました。
 ビールの主原料は、大麦とホップと水。それはどのメーカーも同じですが、銘柄によって、外観、香り、味が少しずつ違います。特に地ビールは、味にそれぞれ個性があって、多様性を求める消費者にウケているようです。
 ただし、個性的な味といっても、ビールとして認められる範囲での話。極端に甘いビールとか、渋いビールとか、酸っぱいビールとかは、いただけませんね。個性的でも、味のバランスは大切です。

多様性を英語に訳すとdiversity(ダイバーシティ)。近年、よく見たり聞いたりするようになりました。
ダイバーシティとカタカナで書くと、ダイビングをする人が大勢いる都市みたいですが、そうではありませんよ。
 企業などにおいて、性別・国籍・年齢などにとらわれず多様な人材を活用しようという取り組みをあらわす言葉です。
 ダイバーシティは、競争力強化につながるということで、経営戦略として推進する企業も増えてきました。
女性の活躍促進もダイバーシティのなかのひとつの取り組みです。
 今、国が女性の活躍促進に力を入れていることもあって、その動向に注目している人が多いと思います。
 企業は、新たな取り組みが求められるかも知れないし、組織のなかで働く女性には、新たな道が開かれるかも知れません。
 少しの変化になるか、大きな変化になるかまだ分かりませんが、変わるのは間違いなさそうです。
ところで、ダイバーシティや女性の活躍促進を進めるうえでは、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)が大切ということも言われています。
 ワークライフバランスの目指すところは、「終業時刻になったら残業せずにサッサと帰って、アフターファイブの時間を楽しみましょう」というふうな、仕事と生活に使う時間のバランスをとるという意味とはちょっと違うようです。
 やりがいのある仕事と充実した生活により、仕事と生活に相乗効果を生み出し、質の高い仕事ができて人生の満足度が高くなる。そしてそれは、個人の価値観やライフステージによって変化するため、バランスは自ら見直して行動しなければならないというのがワークライフバランスの理想のようです。
 人はそれぞれ違います。ワークバランスも人それぞれの形があっていいのですね。

今夏、お天気に恵まれなかったせいで、国内でのビール消費量は、少なかったようです。(私は、地ビールを飲んで貢献しましたけど。)
お天気は、ビール業界だけでなく、いろんなところに影響を及ぼしています。
 太陽光発電所も、今夏は日照時間が少なかったので、おそらく西日本では発電量にかなり影響があったのではないでしょうか。
 私の知っている太陽光発電所でも、7月から9月の合計発電量を確認すると、昨年度比で25%も減っていて、そんなに影響するものかとビックリしました。
 太陽光発電は、夜は発電せず、昼でも天候の影響で発電量が大きく変化するという欠点があります。
その欠点があるため、日本の電源構成のなかで太陽光発電所が増えたからといって、火力発電所や水力発電所をなくすことはできません。バックアップ電源として相変わらず、火力発電所や水力発電所が必要です。
 電気は貯めることができないため、需要と供給のバランスをとる必要があります。
 供給が足りないときは周波数が低くなり、供給が多いときは周波数が高くなります。
 西日本の周波数は60ヘルツですが、周波数が変動すれば、モータの回転数が変動することで製品の品質に影響したり、電気で動く時計が狂ったり、様々な問題が発生します。
 日本の電気の品質は、世界一と言われています。見えない電気にも品質の良し悪しがあります。
 停電しない、周波数の変動がない、電圧の変動がないということが品質の条件。
 日本の電気は、電力会社をはじめ、さまざまな人の努力で世界一の品質となっているのです。

地ビールに個性があるように、発電方式にもそれぞれ個性があります。
発電方式には、水力、火力、原子力、そして新エネルギーの太陽光、風力などがあります。
発電所は、需要の変動に応じてリアルタイムに運転を開始したり停止したりすることができません。発電を開始するためには、その準備をしなければなりません。
 電力会社では、時々刻々変わる電気の需要を予想して、発電所の運転計画を立てています。
 それぞれの発電所の個性は、こんな感じでしょうか。
 水力発電所は、水を使って電気をつくるので、地球環境に優しいエネルギーです。
 ただし、雨が少ないときには、発電出力が少なくなり、その代りを火力発電に頼ることになります。
火力発電所は、石炭、石油、LNGという燃料の種類によって、さらに分類されます。燃料の種類により、ベース電源、調整電源など使われ方に違いはありますが、需要と供給のバランスをとる重要な役割があります。
 しかし、いずれも化石燃料を使い、CO2を排出するという欠点があります。
 原子力発電所は、CO2を排出しません。24時間年中無休で一定の出力で発電し、これまでベース電源として運転されていました。
 太陽光発電所、風力発電所は、水力発電所と同じく、自然エネルギーを活用した地球環境に優しいエネルギーです。
 なかなか進まなかった自然エネルギーによる発電の割合が、近年、徐々に増えてきていますが、それぞれの発電方式の個性を活かして、バランスよく導入することが大切ですね。

この原稿、ビールの話から書き始めたため、毎晩ビールを飲んで話の続きを考えましたが、話のタネの発酵がなかなか進まず、仕上がるまでずい分時間がかかりました。
 あと少々寝かせて熟成させたいのですが、締め切りが過ぎてしまうので、これにて今回は終わりとさせていただきます。

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