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だから電気はおもしろい Part.56 通行止め

今

年8月の台風12号と11号により、四国地方では激しい雨が降り続き、浸水や土砂崩れなどの被害があちこちで発生しました。
 農業被害も大きく、高知県の被害額は近年では最大規模になったとのこと。
 生姜農家である私の実家も被害をうけました。
 やっと一人前の生姜生産者になろうとしている息子に「台風、どうやった?」と電話をかけると、「生姜の茎がだいぶ折れちゅう。けんど自然には勝てんき、しょうがないわえ」と意外に明るい声が返ってきました。
 でも、しばらくは畑の修復作業のため、朝から晩まで働いても時間が足りない状態のようでした。
 生姜の品質への影響を最小限に食い止めるためには、これからの処置が重要です。息子よ、頑張れ~!

に日本に近づいた台風12号の時、私は、8月2日の土曜日にマイカーで高松から高知の自宅に帰り、そのまましばらく身動きが取れなくなってしまいました。
 高知に着いてすぐ、土砂降りの雨が止むことなく降り続き、その夜から高知自動車道が通行止めになってしまったのです。
 日曜は朝から高松に戻ろうと思い、その手段を考えていましたが、四国内の高速道路や主要な国道は通行止めになり、列車も運休でどうしようもありません。
 列車の運行状況の確認するため立ち寄った高知駅には、大きな荷物を持った人が何人もいて、移動手段がなくて途方に暮れているようでした。
 観光客の人たちは、大雨のなかで居場所にも困ったのではないでしょうか。
 この日私は、朝から何度も気象レーダーで雨の様子を確認していましたが、高知県中部に集中的に強い雨が降り、いつまでたっても雨雲がかかったままでした。
 仕方がないので日曜に帰るのはあきらめ、月曜は休暇をとることにしました。
 月曜も朝から雨で、状況は変わらず、待ちくたびれていたら、15時頃ようやく雨が止んでくれました。
 しかし、それから数時間たっても道路は通行止めのまま。
 このまま待っていたら次の日もまた休暇になってしまうため、時間がかかっても迂回して高松に戻ろうと急に思い立ちました。月曜の20時でした。
 そして選んだのは、国道55号線。大雨のあとなので危険な山道を避けて、室戸、徳島を経由する海岸ルートです。
 途中、コンビニでおにぎりと飲み物を買って、準備万端。深夜のひとり長距離ドライブにいざ出発!…したのですが、やはり遠かったですね。
 高知道を通ることができれば2時間もかからないのに、5時間以上かけて、やっと高松のマンションに到着しました。
 「途中で高知道が通行止め解除になったらくやしいなぁ」と思いながら運転していましたが、解除されたのは火曜の昼前でした。
 結局、高知道は約2日半という長時間の通行止めとなり、県外との物流に遅れがでるなどかなり影響があったようです。
 とにもかくにも私は無事、火曜に出勤することができました。やれやれ。
 さてそのあと、8月10日の日曜朝に四国へ上陸した台風11号。
 台風12号で懲りたばかりなので、私はずっと高松から動きませんでしたが、この時も、高知道は土曜の夜から月曜の朝まで1日半通行止めになっていました。

高松市~高知市間をドライブする時、通常なら高知道を経由します。
高知道は冬の間は時々、雪で通行止めになることがあり、これまで何度か途中のインターチェンジで降りて国道32号線に迂回したことがありました。
 でも、今回のように室戸経由で大幅に迂回したのは、はじめてでした。
 長時間、深夜の道をひとりで運転しながら「電気の通る道」を考えていました。
 電気は「電気抵抗の小さい、通りやすい道を通る」のです。最短ルートではありません。
 遠回りになっても安全な(抵抗の小さい)道を選んだ私も電気と同じかな?
 電気の通る道は、雷の稲妻を見ればよくわかります。ジグザグになったり、枝分かれになったりします。一直線の最短ルートではありません。
 これは空気中の抵抗の小さいところを選んで通るからです。
 雷は、電力会社の人たちや電気設備の保安管理をしている私たちにとっては天敵ですが、まったくの悪モノでもなさそうです。
 昔から雷の多い年はお米が豊作だと言われています。
 最近では、キノコも豊作になるということで、人工的に雷をつくってキノコを栽培しているとのこと。
 稲妻の語源は、「稲の夫(つま)」。稲の結実の時期に多いので、稲が実ると考えられました。
 神事・祭事で用いられる「しめ縄」につけられるギザギザの白い紙は「稲妻」を表し、しめ縄本体は「雲」、垂らした数本のワラは「雨」を表しているそうです。
 雷はその昔、神が鳴らすものと信じられ、「神鳴り」が語源だそうです。
 それにしても雷は、光だけならそんなに怖いものだと思いませんが、あの音はできれば聞きたくないものです。
 あの音は、雲の上の雷さまが太鼓を鳴らした音でもないし、地上に落っこちた音でもありません。
 稲妻の通り道の空気が急に熱せられて膨張し、空気が震えるために音がでるのです。
 雷がピカッと光って、すぐ音がしたら危ないと言われますが、音が聞こえるまでの秒数により距離が計算できます。
 空気中の音の速さは、1秒あたり約340メートルなので、10秒で3,400メートル、5秒で1,700メートルということになります。
 先日、高松の花火大会を離れた場所で見ていて、一緒にいた同僚が、この計算式に間違いがないことを証明してくれました。
 打ち上げ開始時刻を待ちかねて、すでにビールやらワインやら飲んでいた同僚は、落ち着いて花火を見ることなく、「花火が上がって何秒後に音がするか数えてみよう」と言い、「1、2、3、…11秒!」「1、2、3、…11秒!」と何度か数えていました。
 それから、「音速は1秒間で何メートルだった?」と音速を調べるためにスマホをつつき始めました。
そしていつの間にか、私たちの周囲にいた人は離れていってしまいました。やかましいし、スマホの光が目に入るし、迷惑だったと思います。スミマセン。
 次の日、花火の打ち上げ場所と私たちが見ていた場所の直線距離を調べたら約4,000メートルでした。
音が聞こえるまでの時間が11秒だったので、340メートルをかけると3,740メートルということで、ほぼ一致します。
 この計算にも慣れたので、これから私は雷が鳴るたび、遠くで花火を見るたび、距離を計算していそうです。

家庭では雷の音が近い時、万一のことを考えて家電製品のコンセントを抜いたり、通信ケーブルを抜いたり、雷対策をしましょう。
これは、通信線や電力線を伝って建物内に入り込み、家電製品を故障させる誘導雷を防ぐためです。
 この方法は、雷の通りそうな道をあらかじめ無くしてしまうことになりますね。
 家電製品本体のスイッチを切る程度だと、雷は無理やり侵入してきそうです。
 この場面、マンガが描けそうです。高速道路の入り口に「通行止め」の標識があっても、スピードを落とさずにダンプカーで強行突破する雷さまとか。
 くわばら、くわばら。(落雷を防ぐために唱えるまじない)

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