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地域の皆さまへの
電気の安全広報

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だから電気はおもしろい

一昨年の夏、「細川も行くか?」と誘われて、富士山に初登頂した私。そのあと毎年誘ってくれるので、今年で3度目の富士山登頂を果たしました。
 今回は、常連メンバーに初参加の3名が加わり、総勢9名での登頂でした。
 初参加の3名は、私と同じ職場の人たちです。
 この3名が参加するきっかけになったのは、昨年暮れの忘年会。同僚M氏に、富士山に登ったことを話したら、「ボクも富士山には登ってみたいと思っていたのですよ。今度行く時、声かけてください」と頼まれたことから始まりました。
 今年の春、常連メンバーさんから私あてに夏の富士登山のお知らせがあったのでM氏に伝えたところ、「よろしくお願いします」とすぐに参加が決まりました。
 そして、M氏が他の人にも声かけたら、うれしいことに、若手のホープO氏と中堅(中年ではない)のホープT氏も参加してくれることになりました。
 その後、3名は登山の経験がないので富士登山用のウェアやアイテムをすべて買い揃え、準備万端。
 と思っていたら、「いきなり富士山に登るのは不安ですから、練習登山をしませんか?」と、本番1カ月前、まず四国で2番目に高い山である剣山に登ることになりました。
 ふだん運動らしいことをしていないのに、いきなり富士山に登る私とちがって、初参加3名は事前準備に怠りが無いのです。
 剣山の標高は1,955m。登山リフトを利用せずに1,420mから登りはじめて、標高差は535m。
 「下山後に、すぐ近くの温泉に行きます」とご褒美付きの、初登山とも思えぬM氏の綿密で完璧な計画に、ほかの人はすべてお任せ状態。
 私は、遅くても一歩一歩、とにかく足を前に出していたら登れるという感じで、なんとか頂上到達。
 これでいよいよ本番かと思っていたら、「剣山で自信が出来たけれど、念のためもう1回、練習登山をしましょう」ということになりました。
 本番2週間前、次は阿波富士と呼ばれる徳島県吉野川市にある高越山(こうつさん。地元の人はオコーツァンと呼ぶ)を目指すことになって、今度も下山してすぐに温泉へ直行というM氏の綿密で完璧な計画。M氏は、企画マンとしてすっかり皆に信頼される存在になりました。
 高越山の標高は1,133m。標高は剣山のほうがずっと高いのですが、登り口が山のふもとなので、頂上までの標高差は1,000m近くあります。
 私たちが登ったのは、四国電力の阿波幹線の送電線巡視路を利用して登山道としたルートで、途中まで送電鉄塔を見ながらの登山です。
 はじめのうちは、同じような間隔で見えてくる鉄塔に記載された「阿波幹線No43」「阿波幹線No44」…と番号を数えながら、「鉄塔の巡視をしている人たちは、この道を歩いてるんやね。大変やね」とおしゃべりをする余裕もあり、調子よく登っていましたが、途中から鉄塔が見えなくなり、あとはただ黙々と頂上を目指していました。
 ちなみに阿波幹線は、四国電力の50万ボルトの超高圧送電線。
 四国の50万ボルト送電線は全長約280km。愛媛県伊方発電所と徳島県橘湾発電所の間を結び、全国の送電線ともつながっています。現在、国内で運用されている送電線は50万ボルトが一番高い電圧となります。
 しばらくして、ようやく頂上が見えたので「もうあと少しやね」と声をかけ合っている時、一同、唖然とする出来事がありました。
 なんと、私たちの後ろから女性が登ってきたと思ったら、駆け足であっという間に、私たちを追い抜いて行ったのです。
 その後ろ姿を見れば、足元は地下足袋。
 女性はすぐ頂上で折り返して、また私たちの横を走り去って行きました。…いやはや、すごい人に遭遇しました。
 しかし、素人の私たちは、そんな真似はできないので、ペースを崩さず、また一歩一歩踏みしめてようやく頂上に到達。
 そこからの景色をしばしの間楽しんだ後、下山して温泉!
 富士登山の練習のために始めた日帰り登山にすっかりハマってしまった私たち。「山岳部をつくって、これからも続けて山登りをしよう!」と一致団結しました。
 そして、いよいよ指折り数えていた本番の日を迎え、マイカーに乗り合わせて、今回のスタートとなる富士宮口5合目へ。
 富士山の登山ルートは、4ルートあります。今回は富士宮ルートで、他には、須走ルート、吉田ルート、御殿場ルートがありますが、どのコースも一般的には5合目から登ります。
 標高3,776mの富士山の5合目の標高はそれぞれのルートによって差があります。
 一番低いのは御殿場ルートの1,440m。富士宮ルートは2,390mと一番高いところから登ることになるので、かなり得した感じです。
 「富士山は今年、世界文化遺産になったから、人がいっぱいじゃないの?」とみんなから言われ、じゅずつなぎで登山するのは嫌だなぁと思っていましたが、私たちが登った時は、時間帯がずれていたためか、それほどの混雑はなくてラッキーでした。
 初日は、高山病予防のために5合目に停めた車のなかで、朝2時間ぐらい仮眠した後、午前中から登りはじめて、8合目の山小屋で宿泊。
 山小屋に着くとすぐ、企画マンM氏と若手のホープO氏は慣れたようすで、ポケットサイズのウイスキー携帯用容器を取り出し、チビリチビリ飲み始めてみんなを圧倒していました。
 若手のホープO氏に「銘柄は?」と聞くと「富士山麓」との答え。わざわざこの時のために買ったそうで、若いのになかなかやりますね~。
 次の日は、朝4時ごろ起床し、山小屋で御来光を拝んだ後、富士山頂へ。
 若手のホープO氏は、阿波富士での練習登山時に遭遇した、地下足袋の女性のように、ひとり軽々と頂上に到達し、あとからフーフー言いながら登ってくる人たちを待っていました。
 そして全員揃ったところで、頂上の火口を一周するお鉢めぐりをして、下山。
 その夜は、温泉宿でごちそうをいただきながら、皆で楽しいひと時を過ごしました。
 ところで、富士山から帰ると毎回、なぜか体重が増える私。今も元に戻っていませんが、今回はひどい筋肉痛にならずにすみました。(仮称)山岳部の練習登山のおかげですね。


この原稿を書いている途中、友人A氏がメールを送ってきました。
 「水は水位の高いところから低いところへ流れる。電気は、電位の高いところから低いところへ流れる。しかし、山登りは、低いところから高いところへ行く。自然の摂理に反した行動を、人間はしたがる。考えたら、自然界の中で人間だけ変なことをするなあって感じやね」と哲学的な内容。
 メールを見て、「ふーむ、なるほど」と思っていたら、すぐ追伸メールが送られてきました。
 「あっ! そういえば、テントウムシも下から上に行きたがるなあ」
 テントウムシを漢字で書けば天道虫。テントウムシは、飛び立つ前に高いところにのぼり、太陽(お天道様)に向かって飛んで行くことから、この名まえがつけられたらしい。


富 士山以降、(仮称)山岳部は夏休みに入っています。
 山岳部はあくまで仮称で、やっていることは、トレッキング部。本当に山岳部になると、私はついていけなくなります。
 秋になったらまた山に行く計画が出てきそうですが、これからもずっと続けていけたらいいな~。



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