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電気の安全広報

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だから電気はおもしろい

ベースとなるもの 本部 保安事業部総括課 副長
細川 真由美

カクテルのベースはジン、テキーラ、ウォッカ、ラム、リキュール、ワイン、ウィスキー、ブランデー、ビール、焼酎、最近は日本酒ベースもあります。
  バーでカクテルを注文する時、「ジンは△△でお願いします」と銘柄指定をしているこだわりの人もいますが、私の場合はなんでもいい。そもそも銘柄を覚えられません。
  行きつけのバーでは、マスターに「適当につくって」と頼んでいますが、それでいつもおいしいカクテルをつくってくれるので何ら問題ありません。
  さて突然ですが、電気のカクテルって知っていますか?
  なんと名前に「電気」という言葉が入ったブランデーベースのカクテルがあるのです。
  明治時代から浅草のバーで販売されていて、瓶入りのものをいただいたことがありますが、電気が珍しい明治のころに新しいものには「電気××」と名付けることが流行っていたことからそういう名前になったそうです。
  名前には電気が入っているのですが、電気でつくられたカクテルではなかったのですね。
  では、こんな電気のカクテルはどうでしょう。
  電気は貯めておくことができないため、季節や時間帯によって発電する量を調整する必要があります。このため、電気の使用のピークにあわせて、いろいろな発電方法の特徴を組み合わせて電気をつくっています。これを「電源のベストミックス」といいます。(四国電力のHPより)
  供給安定性に優れた原子力発電をベース電源(四国では約4割)に、火力発電(約5割)や水力発電(約1割)などをバランスよく組み合わせていますが、各電力会社で多少その割合にちがいがあります。
  ただし、「四国の電気はいかがです?」って聞かれても、使う電気の質に差があるわけでなく、その電源のちがいはわかりませんよね。
ところで今回、この「電気と保安」の「お客さま訪問」で登場いただきましたエム・セテック株式会社の野本さんと私は、平成4年からの知り合いです。
  そのころ二人とも、四国電力の高知支店に勤務していて、野本さんは電力部の副長、私は営業部で事務職として仕事をしていました。
  それまでは仕事のつながりがなかったので、全く面識がありませんでしたが、平成4年の春、「電力部で『電験三種』(『第三種電気主任技術者』の通称)の勉強会を始めるから参加してみたら」と私に声をかけてくれる人がいたことが、野本さんと出会うきっかけになりました。
  そして、この出会いが私の転機となりました。野本さんと出会わなかったら、おそらく今の私はなかったでしょう。
  その勉強会は、「電験学校」という堅い名前がつけられ、内容のほうもかなり堅くて真面目な勉強会でした。
  しかし電験学校は、和気あいあいとしていて、あの人もやっているから自分も頑張ろうという気にさせてくれるいいメンバーといい先生がいて、非常に良い雰囲気でした。
  毎週1回、2時間ほど仕事がすんでから会社の会議室で勉強していたように思います。休みの日にも何度か勉強会をしていたはずですが、少々記憶があやふやです。
  参加者は10数名。ほとんどが20才代の電力部の社員でした。
  わたしも逆算すれば30才になったばかりだったはずで、そのころは、まだまだ若かったのですね~。
  電力社員といいながら部署がちがうのでふだん目にすることのない変電所とか、水力発電所や火力発電所とかに設置されている機器を実際に見て勉強しようということで、連れて行ってもらったこともありました。
  野本さんは、すでに電験三種のワンランク上の資格の電験二種を持っていて、電験学校では教頭先生みたいな役割をしていました。
  野本さんの熱心な講義を何回か聞いていると、初めは計画的に勉強もせず、のんびり構えていた私もだんだん合格できそうな気がしてきたのは不思議です。
  電験学校のメンバー全員が、野本さんのバイタリティに感化されていたのでしょう。その年の電験三種試験の合格率は、全国平均14.5%に対して電験学校は50%近くでした。
  試験の前夜に電験学校のメンバーで集まって缶ビールを一本だけ(!)飲んだことは楽しい思い出です。おかげでリラックスして本番の試験にのぞむことができました。
  そしてその年、私も合格者のひとりとなりました。
  電験三種に合格してからは、新たな道がひらけたような気がします。
  2年後には、技術職へ配属となり、平成16年には四国電気保安協会に出向し、現在に至っています。
その後、野本さんとはお互い職場がかわったため、しばらくお目にかかる機会がなかったのですが、久しぶりに今年2月、電験一種に合格されたという嬉しい報せをいただきました。
  でも、なつかしい思い出話はそこそこで、「ところで細川さんは今、何を勉強しているの?」という話になって、早速、ハッパをかけられました。さすがです。
  野本さんのすごいところは、自分だけ勉強するのではなく、周囲のひとたちへの言葉がけで自然とその気にさせてしまうところです。
  平成4年の電験三種を勉強していた当時も顔を合わせばその都度、やる気になる言葉がけをしてくださっていました。
  電験三種は、電気技術者の登竜門ともいわれています。
  四国電気保安協会では、お客さま設備の保安管理の仕事を担当している人は全員持っていますが、登竜門といわれるだけあって、ある程度覚悟して勉強しないと取得できない資格です。
  電験一種は電気技術者の資格試験のなかで最難関の試験といわれ、21年度合格者数は全国で68人。うち四国で2人。そのうちのひとりが、野本さんです。
  野本さんはご自身の体験から、「基礎がわかれば応用ができるので、とことん基礎を勉強したほうがいい。そして、記憶するのではなく理解することが大切である」とおっしゃっていました。
いまだに学生時代からの習慣で試験直前に丸暗記しようとする私は、心を入れ替えなくてはイケマセン。
  基礎というとカクテルのベースを連想して、すぐ安易な方向に行ってしまう私の性格は一生直らないでしょうけど…。

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