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地域の皆さまへの
電気の安全広報

地域の皆さまへ電気の安全広報

だから電気はおもしろい
第 11 回 生きもの係

 「鰻を食べに行こうぜ!」
 私が高知支部で勤務していたころの話です。
 こんなふうに同僚のAさんは、近くにいる人に声かけて、鰻を食べに連れて行ってくれていました。
 行き先は、Aさんのお気に入りの鰻屋さん。Aさんは、突然スイッチが入って食べたくなることがあるらしく、私も2回ぐらいお供をしたことがありました。
 お供のチャンスは、そのお店の周辺で一緒に仕事をする機会か、休日か。なぜならそのお店は、職場から車で30分ぐらいかかるので、昼休みに気軽に行くことのできる場所ではなかったのです。
 でも、わざわざ行く価値は十分あって、めちゃくちゃ旨い! Aさんは、そのお店のすばらしさを熱く語ります。
 「あそこは、注文を受けてから炭火で鰻を焼いているんだ。外はパリパリ、中はふっくら。タレはおそらく秘伝のタレで、継ぎ足し継ぎ足し使っているんだろうね」
 「注文して食べるまで40分ぐらい待たなくちゃいけないけど、その待つ時間がまたたまらなく良い時間なんだよね~。じっと待ちながら鰻が焼けているにおいをかいでいると、いっそう食欲がわいてくるんだ」

仕切り

 実はAさんには、多くの鰻の命を救った武勇伝があります。
 「僕はまだ二十歳そこそこだったから、あれはもう30年以上も前の話になるなぁ。時間はよく覚えていないけど夕方ぐらいだったかな…」
 ある休日、友だちと遊んでいたAさんに職場から電話がありました。
 電話の内容は、自分が点検担当となっている養鰻場が火事だとのこと。
 それは大変と、急いで現地に向かったのですが、鰻の池の中にある水車に電気を送っている配電盤が燃えてしまっていました。
 配電盤が焼失したので、いざという時の備えである発電機も使用できません。
 このまま水車が動かないと、鰻が死んでしまうのですが、応急復旧をするにしても配線工事が必要でした。Aさんだけでは対応できず、電気工事店さんに連絡しなければなりませんでした。
 しかし、運悪く休日ということで、電気工事店さんになかなか連絡がつきません。
 さてどうしたものか。
 お客さまからは「何とかして! お願いします」と懇願され、ここでAさんのとった行動がすごいのです。
 なんと!! 服を着たまま、竹ぼうきを持って鰻の池に入り、バシャバシャと水をかき混ぜ続けました。
 電気工事店さんが来てくれるまでの間、ずっと。
 「もう必死だったよ。今思えば、若かったからできたんだろうね。何しろ、2時間以上、池の中で竹ぼうきを振り回し続けていたんだから」

仕切り

 四国電気保安協会には現在、電気保安の技術者が410名います。
 現場では毎日、いろんなコトが起きています。
 お客さまの電気設備で漏電が発生し、その漏電している場所を探すのに時間がかかったというのはよく聞く話です。
 漏電が発生している時でないと、漏電箇所が特定できないという場合が多く、短時間の漏電が時間をおいて繰り返される場合は、何度も現場に行って調査することもあります。
 ところが、同僚たちは根気強く、そしてまた、刑事コロンボか、名探偵コナンか、シャーロック・ホームズか、…と思うほどの推理力? で漏電箇所を探しだしてくるのです。話を聞くたび尊敬してしまいます。
 ここで再び事例紹介として、竹ぼうきを持って池に入ったAさんに登場していただきましょう。
 ある店舗を担当していたAさん。最近、この店舗では朝6時ごろになると決まって漏電が発生しています。
 Aさんは、その度に現地に行って調査するのですが、行けば測定結果は良好で、漏電は止まっているのです。
 現地でそれらしき場所をいくら探しても原因がわからず帰ってくるということが2カ月ぐらい続きました。
 しかし、ある時ついにその原因がわかったのです!
 Aさんは、店舗の外壁に犬がオシッコをしているのを、たまたま見てしまいました。
 なんと!! 犬がオシッコをかけているのは、コンセント。しかも今は、朝6時。
 Aさんの脳裏に、「漏電の原因は、これだ!」とひらめきが走りました。
 その後すぐにお客さまに連絡して、屋外用コンセントへの取替工事をおすすめしました。(この外壁にあるコンセントは、雨に濡れる場所ではなかったので、屋内用コンセントが設置されていました。)
 そして、数日後には屋外用コンセントへの取替工事完了を確認し、迷宮入りしそうだった事件は解決したのでした。
 「それにしてもあの犬、よく感電しなかったもんだね」

仕切り

 鰻やら犬やら、生きものがからむ話ばかりになってしまいましたが、保安協会の技術者たちは、小動物による電気事故からお客さまの電気設備を守ることにも気を配っています。
 ネズミやヘビなどの小動物は、キュービクルの小さなすき間から侵入して、充電部に接触し電気事故を発生させることがあるのです。
 このような事故の未然防止策として、ケーブルの引込口などをパテでふさいだり、通気孔や換気孔に、目の細かいパンチングメタルや金網を取り付けたりすることもあります。
 その他にもお客さまの電気設備を守るため、いろんなことをしています。
 キュービクルまわりの草ひきや草刈りなどを実施しているのも、その一例です。
 本誌「電気と保安」に毎号掲載されている「電気事故未然防止例」のコーナーでは、電気保安の技術者たちが、毎日の仕事の中での体験談を書いています。
 今号で214事例目の掲載となり、過去の事例は、117事例目からホームページにも掲載しています。
 ホームページにずらりと並んだ約100事例のタイトルを見ると、現場では本当にいろんなコトが起きていると思い知らされます。

仕切り

 以前に、ある社長さんから「保安協会さんは、すばらしい」とほめてもらったことがありました。
 「ふだんは保安協会さんに全てお任せしているので、点検中の姿を見ることはなかったのですが、先日偶然、屋上の排水口の回りをきれいに掃除してくれていたのを見かけたので声かけたのですよ」
 「掃除している理由を聞くと、排水口にゴミが詰まって屋上に雨水が溜まると、すぐ下の電気室に雨漏りするおそれがあるからとのことでした」
 「誰も見ていないところでも、キチンとできるのは、すばらしい」と私も協会職員の一員として、本当にうれしいお言葉をいただきました。

仕切り
ホワン君四国電気保安協会は、365日24時間体制で、お客さまの電気設備を守っています!
お知らせ
  みなさまにご好評をいただいております「Newだから電気はおもしろい」ですが、筆者の都合により、休載することとなりました。
 12年間71回の長きにわたりご愛読ありがとうございました。

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