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電気事故例・体験談

電気事故例・体験談など

年次点検で不良機器発見

設備等の状況
 ある工場のお客さま設備について、年次点検を実施した時のことです。
発見時の状況と対応
プライマリーカットスイッチ 工場の昼休み時間を利用して停電年次点検を計画していました。まずキュービクルの低圧ブレーカーで工場を全停電させ、地絡継電器のテストボタンにて高圧気中開閉器(PAS)を開放し高圧回路を停電させ、検電、無充電確認をし、接地短絡器具を取り付けした後、外観点検を兼ね、清掃をはじめました。変圧器の碍子の点検、清掃をするため、動力用変圧器のプライマリーカットアウトスイッチ(PC)からの引き下げ電線に触れますと、PC2次側の電線が他より異常に動きました。「これは内部の端子が緩んでいるのではないか」と考えて、PCを開放しました。内部確認をしますと、端子の緩みではなく刃受けと端子間のバーが破断していました。製造後48年経過していましたので、長年の電線の張力等により亀裂が発生し過熱、破断に至ったのではないかと考えられます。このままでは送電ができないため、たまたまキュービクル横にあった同年代の撤去品のPCを応急処置として使用することをお客さまにご了承いただいたうえで取り替えしました。取り替え作業終了後、他のPCの点検を行いましたが、問題はありませんでしたので、送電作業に移りました。キュービクル内電圧計にて電圧を確認したところ、異常はありませんでした。電灯・動力の順でブレーカーを投入し、無事昼休み中に送電を完了することができました。作業終了後、お客さまに現物を確認していただきながら不良、復旧状況を説明し、その他のPCについても年数が古く欠相の危険性があることを説明し、電灯・動力・コンデンサを含めた計9個をお客さまに早急に取り替えていただくこととなりました。
 取り替えをしたPCの異常箇所を分解してみると、内部の刃受け用のプラスチック部分はアークで炭化していました。バーは破断していましたが何とか電気的につながって時折アークも発生したようです。ここで発見でき、大事に至らなくてよかったと思います。改めて停電による点検の重要性をお客さまにも理解していただきました。
今後の取り組み
 普段は問題なく使用できている機器であっても、内部では故障している可能性があります。今回の事案では、定期的な年次点検により異常が発見できましたが、通常運転時に異常が発生しますと、欠相や異常電圧等により機器の損壊につながります。
 お客さまには古い機器の更新の重要性を理解して、早めの対策をとっていただくよう説明していきます。
用語説明 欠相:電気回路において、回路の1線以上が断線すること。

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