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電気事故例・体験談

電気事故例・体験談など

月次点検時に計器用変圧器のひび割れを発見

設備等の状況
 今から35年程前、私がまだ若いころの話です。ある乳製品製造工場へ月次点検にお伺いした時のことです。
発見時の状況と対応
 工場長に電気のことで異常がないか問診を行って、キュービクルから点検を実施していた時のことでした。高圧用計器用変圧器(VT)が「何だか変だな?」と感じ、目を凝らして見ましたが、VT本体の色が黒い上に、キュービクル内が暗くてはっきりと見ることができませんでした。そこで車から強力な懐中電灯を持ってきて、改めて確認すると、VTの表面がひび割れしていました。
 当時は、現在と違い絶縁材料があまり良くなく、ゴム製品でできていましたので、温度上昇などの変化によりひび割れを起こしたと思われました。しかしこのままでは、いずれひび割れが進行して地絡(漏電)事故や短絡(ショート)事故となり、工場が全停電になってしまい、製品の製造に支障をきたす恐れもあり、また停電時間が長引くと、冷蔵庫に保管している製品にも影響をおよぼす恐れもありました。
工事後の送電には細心の注意が必要 そこで工場長にVTの状態を確認していただくとともに、交換修理が必要であることを説明し、納得していただいたうえで、電気工事業者に交換修理をお願いしました。しかし、製品の卸業者にはVTの在庫品がなく、また現在のように流通がスムーズではなかったことから交換用機器が入荷するまでに数日を要しました。このVTが高圧の電圧を測定するだけのものでしたら、その日の工場生産が終業してから、応急処置として回路から切り離しておくこともできましたが、高圧用遮断器の制御回路に使われていたためそれもできず、交換機器が到着するのをただ待つしかありませんでした。その数日間は「事故にならないように!!」と祈る思いでしたが、数日後に新しいVTが到着したので、早速、工場を停電して交換修理を行いました。完了後はお客さまとホッと胸をなでおろしました。
今後の取り組み
 食品関連の製造工場では、電気への依存度が高く途中で停電になると製造ラインが停止し、製品不良が生ずるなど、損害が大きくなる場合があります。電気機器等の不良発生件数はバスタブ曲線といわれるように使用初期と老朽化してくる交換時期前から多くなってきます。
 当協会では、お客さまに電気を安全に安心してお使いいただけるよう、高圧受変電設備の機器が交換時期に近づくと取り替えをおすすめさせていただいております。今後もお客さまの立場に立ってより効果的な設備の更新提案を行い、事故の未然防止に取り組んでまいります。

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