一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
電気事故未然防止例161:このようにして事故が防げました
変圧器接続部の接触不良による過熱 〜 愛媛支部 大洲事業所 矢野 和也
●設備の状況
  屋上に設置しているキュービクル内でのことです。

●発見時の状況
  定例の月次点検にお伺いして、連絡責任者さまへ点検の挨拶を済ませ、引込設備から順次点検を行い屋上キュービクル内の点検を始めました。
  運転記録をとり、目視点検を実施していたところ動力変圧器の二次側接続部で端子と電線に焼損個所を発見しました。接続部のサーモガン表示が106度(変圧器本体68度)と異常高温を表示していたため、至急対策が必要と判断しました。
写真画像
●改修処置等
  お客さまに、変圧器、電線の異常過熱により火災や故障による長時間停電等の恐れがあることを説明し、応急処置のため協会事務所に応援要請を行いました。
  応援者到着後、直ちに停電させ、二次側幹線と端子部を取り替え、接続替えを実施いたしました。同時に、変圧器の内部点検も実施したところ、内部の低圧接続部にも焼損を発見しましたが、ボルトの増締めで仮復旧することができました。
  お客さまに、応急処置の内容と変圧器の二次側接続部は仮復旧工事であることを説明し、変圧器の取り替えを早急に実施していただくようお願いしました。
イメージイラスト
●今後の取り組み
  今回の異常発見では、細部にわたる目視点検の重要性やサーモガンの有効性を再認識することができました。今回異常となった変圧器は1990年製造で、負荷度は100%前後を変動する使用状態であったため、お客さまに取り替え依頼をし、取り替え計画を進めていたところでした。
  今後は老朽化設備の早期取り替えのお願いをさらに進めていくとともに、より誠実な点検を実施し、設備異常の早期発見など事故の未然防止を図り、お客さまのお役立に頑張ってまいります。
 
Copyright Shikoku Electrical Safety Inspection Association. All Rights Reserved.