一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
これも何かのご縁で・・・ 高知支部 お客さまサービス課 契約係長
細川 真由美
私の行きつけの居酒屋さんは、おいしいお料理とおいしいお酒があり、居心地のいいお店です。
  ひとりで来る女性も多く、みんなで楽しい時間を共有しています。
  先日、この店の常連さんたちとワイワイおしゃべりしているうちに干支の話になりました。
  私の右隣に座っていたT子さんが「私、寅年なのよ」と言うので「えー、私もですよ」と言うと、左隣のN子さんが「私もです!」と言うのです。
  T子さんは私より年上だし、N子さんは私より年下であることは明らか。
  「ということは、3人がひと回りずつ違うのね」「トラ、トラ、トラね」「並んで座るなんて、これまた偶然ですね」「大トラ、中トラ、小トラにしよう」と女性3人で大いに盛り上がり、ついにお店の飲み物が足りなくなって、大トラと小トラは2人で近所の酒屋さんに買い出しに出かけたほどでした。
  お店のご主人は「こわ〜。3人とも何か似ちゅうと思いよった。やっぱりねぇ」とミョーに納得していました。
今年のはじめ、この店で私は、東京の女性と運命的な出会いをしました。
  高知に1週間出張で、今夜がはじめての高知の夜という彼女にここで出会い、意気投合し、それから1週間のうち3日も一緒に晩ごはん(正確には、お酒とおかずだけ)を食べました。
  そして2ヵ月後、今度は2泊3日の休暇をとって高知入りした彼女と再会を果たしたのでした。
  次は7月に東京で会う約束をしていたのですが、台風のせいで残念ながらキャンセルになってしまったので、何が何でも12月には会いましょうってことになりました。
  「沖縄行ったことある?」「行きたいけど、まだなの。」「じゃあ一緒に行こうよ」と、トントン拍子に決まり、次のプランは、沖縄。しかも、現地集合! 
  お互いお酒が好きで、旅行が好き。考え方も似ている。そういえば体型とか顔とかも似ているらしく、高知で一緒に飲んでいる時、姉妹に間違われました。
  最近、こうした楽しい出会いが多くて、つくづく人の縁は見えない糸で結ばれているなぁと思います。
  人の縁は目に見えません。電気も目に見えません。
  人の縁は説明がつかない偶然の出会いがあって、おもしろくて不思議です。電気は、明快に計算で答えができるのが、私にとってはおもしろくて不思議です。
  私は電気の世界に足を踏み入れて、30年近くなってきました。ある意味、これも縁でしょう。
  私は、電気にかかわる仕事でたくさんの人の縁をいただき、たくさんの人に助けていただきました。
  電撃的出会いで「ビビッときた」と結婚をする人もいる(私と同じ年の某女性歌手の何年も前の話ですが)ので、ひょっとすると人の縁は電気と関係あるのかも知れませんね。
ところで、私は縁あって電気と親しんでいますが、生きた電気は好きではありません。
  私の場合、すご〜くまれにですが、現場での作業で、生きた100ボルトや200ボルトを触ることがあります。そんな時、低圧手袋をしていて感電しないとわかっていても気持ちワルいです。
  生きた高圧受電設備なんて、2メートル以上近づきたくありません。それ以上近づくとゾクゾクします。
  私は、電気工事の資格は持っていてもペーパードライバーみたいなものです。素人工事は事故のもと。電気工事はプロの人に任せましょう。
  電気工事のプロの人でも、高圧活線作業ができるのは安全教育をうけた、ごく限られた一部の人。
  新設工事の現場で、お客さまの高圧受電設備の竣工後、電力側の高圧引込線を接続する工事を見ることがあります。
  高所作業車のバケットに乗った電気工事会社の方が、生きた配電線に新しい高圧引込線を手際よく接続しているのを、私はいつも羨望の眼差しで地上から見上げます。
  見上げながら工事現場の人たちと話をしていると「あの人らぁ、生きた高圧を平気で触ってえらいのぉ(もちろん素手で触っているのではなく、きちんと装備をしています)。慣れちょったら平気やおかのぉ」と、私と同じ思いの羨望の声が聞こえてくることがあります。
  電気にかかわる仕事をしている私たちにとって、「感電」は命にもかかわり、最も気を付けなければならないことです。
  職場での安全教育、お客さまへのPR、あらゆるところで電気保安活動をしています。
  一般的に高圧については危険というイメージをみなさんお持ちでしょうが、低圧での感電事故も少なくありません。
  感電の度合いは、電圧の大きさではなく、電流の大きさで変わります。そして体を電流が流れた時間と体をどういうルートで流れたかということも関係します。
  漏電遮断器は、一般的には定格感度電流30ミリアンペア、定格動作時間0.1秒以下のものが使用されています。
  低圧設備では、漏電遮断器を設置し、接地(アース)を施すことで感電を防ぐことができます。イメージイラスト
  住宅用の分電盤にあるメインの大きいスイッチを見ていただくと漏電遮断器があり、洗濯機などに緑色のアース線があるのは漏電、感電の防止のためです。
  漏電遮断器の設置や接地工事の必要な個所は、電気設備技術基準で義務づけられています。
私は家ではテレビを見る習慣がなく、暇があれば本を読んでいます。
  書店にあふれんばかりに並べられた本のなかから気に入った本を探し出すのはおもしろく、良い本にめぐりあえた時は、これも何かの縁かなって思います。おかげで我が家はご縁ができた本がいっぱいで、本の重さで床が抜けて、下の階の人との縁が切れやしないか少々心配をしています。
 
Copyright Shikoku Electrical Safety Inspection Association. All Rights Reserved.