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電気事故未然防止例156:このようにして事故が防げました 高知支部 技術課
西森 良幸
台風襲来後の予知保全から!!
  設備の状況
  引き込みケーブルは約80m、途中3個所のハンドホールを経由して電気室に施設した受電設備で、塩害指定区域でないことから、構内柱上の高圧機器や資材は耐塩仕様に設計されていないお客さま設備で発生した事例です。
  発見時の状況
  台風が接近し、その規模やコースが過去にお客さまの電気設備が塩害などの被害を被った時のものに酷似していたことから警戒していました。
  そのため、台風が通過した後、月次点検にお伺いした際、台風の被害についても問診を行いましたが、特に何もお申し出がなかったので、普段通りの巡視点検コースで最初の点検個所である構内柱より開始しました。
  過去の経験から、「もしかして」という疑念をもち、構内柱上を見上げ注視していると、引き込みケーブル端末処理部のテープの表面の色がおかしいことに気付きました。昇柱してケーブルヘッドの状況を確認したところ、表面リークが原因と思われる損傷と高圧線の接続部の不具合を発見しました。
  柱上で思わず「確認して良かった。再度台風が来たら損傷が進展し停電事故になる恐れもあったな」とつぶやいて、状況説明のため損傷個所をデジカメに収めました。
写真画像
  応急措置等
  連絡責任者の総務課長さんに、損傷個所の写真を見ていただき状況報告を行いました。そして、現状で放置した場合に予想される事故について説明を行うとともに、ハンドホールの余長ケーブルの有無などを確認のうえ、耐塩仕様のケーブルヘッドに改修していただくよう具体的な依頼をお願いしました。 イメージイラスト
  今後の取り組み
お客さまと一緒になって、電気の安全な使用を図って行きます。
  ・塩害地域でなくても必要性に応じて事例を説明し、機器の耐塩仕様の採用推進。
  ・重点点検実施項目、天候、設置環境等を加味した予防・予知保全の推進。
  ・停電した場合のイメージトレーニングをも説明して日常巡視の重要性をご説明する。
日頃のお客さまとの対話を大切にし保安確保に努めてまいります。
 
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