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電気事故未然防止例155:このようにして事故が防げました 徳島支部 技術課
吉岡 敬三
蛍光灯のちらつきから!!
  設備の状況
  3階建ての建物の1階に電気室がある病院でのことです。建築後約40年を経過し分電盤にはカバー付きナイフスイッチ等が使用されています。
  発見時の状況
  3月上旬に月次点検にお伺いいたしました。連絡責任者の事務長さんに点検のご挨拶をして、電気設備で何かお気づきのところはないか問診を実施しました。事務長さんは「特に異常はない」とのことでありましたので点検を開始しました。受電設備、負荷設備と点検を実施していると、入院患者の方から「蛍光灯が夜になるとちらつく」との申し出がありました。そこで3階入院室の分電盤を点検しましたが特に異常はありませんでした。続いて2階分電盤を点検すると電圧や温度に異常がなかったのですが、3階へ分岐する回路に取り付けているスイッチの電源側接続ねじの周囲が少し変色していました。 イメージイラスト
  応急措置等
  事務長さんに事情を説明し、2階分電盤を停電してスイッチの接続ねじ部分を分解してみたところ、接続部のねじが緩み接触不良により変色していました。
  接触面を磨きねじを充分に締めて送電してからは、ちらつきがなくなりました。
  昼間は負荷電流が少ないために異常は現れませんが、夜間になり負荷電流が増えると接触面が小さいことから接触抵抗が大きくなり、 蛍光灯のちらつきが発生したと思われます。
  今後の取り組み
  保安協会の点検は通常昼間に実施しています。このため夜間に負荷がかかる回路については、目視点検で充分に確認するとともに、サーモラベル等を使用して夜間の過熱の有無の確認や端子ねじの締め増し等を確実に実施する必要があります。
  電気を使用されている方々からのちょっとした情報が、予防措置をする上で重要であることから、設備点検に際しては、周りの方々に明るくあいさつをして気軽に話しかけていただける保安協会を目指していきたいと思います。
 
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