一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
Part12:備えあれば憂いなし 高知支部お客さまサービス課
契約係長

細川 真由美

 神社仏閣の好きな友人の影響もあり、年に何度もお寺や神社に行っています。
 平日でも県庁前付近でちょうど昼休みになったら、お昼ご飯を食べたあとに土佐藩歴代藩主を祀る山内神社に参拝しています。
 境内には、自ら「鯨海酔侯(げいかいすいこう)」と称し、お酒をこよなく愛した土佐藩15代藩主の山内容堂公の像があります。
 右手に杯を持った容堂公の姿に親しみを感じるのは、同じお酒好きのせいでしょうか。ちゃんと杯にお酒が入っているのか気になります。
 いつも容堂公の像にうしろから見守られて「二拝二拍手一拝」をした後は、お決まりのコースでおみくじを引きます。
 ところで、昨年末からおみくじを引く度、なぜか「凶」ばかりです。
 これまで何年も山内神社でおみくじを引き続けているのですが、凶なんて見たことありませんでした。
 最初は、「おみくじに凶も入っているのね」と感心していましたが、2回続くと「こんなのあり?」という気になり、3回目は「もしかして、お賽銭の金額のせい?」と、気持ち多めにお賽銭を入れたのですが、やっぱり凶。
 「山内神社は凶の枚数が多いのかも」と、別のお寺で引いても凶。…もう5回も凶が続いています。
 私は、占いを全く信じていないのですが、ここまで続くのは運が良いってことなのでしょうか?
 「昨日もキョウ。明日もキョウ。過去も未来もない。いつも今日。今日も凶。」なんて訳のわからないことを友人に言われながら、どこまで凶が続くのか、只今挑戦中です。
 しかし、凶しか出ないということは、すごい確率なのでしょうね。

 ところで、確率の話をすると、南海地震は近い将来必ず起きるといわれています。
 今後30年以内に40%程度の確率で起こり、高知県内は、震度6強から震度5弱になるといわれています。津波や地盤沈下による浸水も予想されています。
 また高知県以外でも、松山市と徳島市で震度6弱以上。高松市で震度5弱から5強、場合によっては震度6弱以上が予想され、油断はできません。
 ここ数年ようやく、このような地震に関する情報が身近に聞かれるようになりました。 高知のテレビやラジオで放送されている「南海地震ひとくちメモ」などを毎日のように聞いていると、被害から身を守る方法は覚えることができますが、その具体的な対策の実施は、まだまだこれからのように思います。
 最近、お客さまと電気設備の保安の話をすると南海地震の話題がやっと増えてきたといったところでしょうか。
 地震は起きた時のこと、事前に対策をしても被害は起きるという意識の人も少なくないと思います。しかし対策をすれば、被害にあっても最小限にとどめることができます。
 先日、ある会社の地震対策の担当をしている友人たちと飲み会がありました。
 仕事柄、地震対策の話がでて、はじめから終わりまでその話で盛り上がりました。
 まず、「家にいる時に地震が起きたが、災害復旧のために出社しなければならない」という想定。
 「自分が、けがをしないことが一番大切」
 「寝ている時に地震がきた場合の対策として、ガラスが割れていて足を切ったらいけないので、ベッドの横とかにボロ靴でよいので靴を置いておく」
 「ヘルメットを被って寝る」「???」
 「家具の転倒でけがをする確率も高いので、家具の転倒防止の対策をしておく」
 そして「タンスは固定器具を買うよりも、タンスと天井の隙間にちょうどの大きさの空き段ボールを置いたら、タンスの転倒防止になるし、段ボールのなかに非常用持ち出しグッズを入れておけるし、なかなか良いらしいよ」とのこと。
 その段ボールは、オーダーメイドで買うことができるらしいのですが、そのお金がもったいない私は、「空き段ボールを潰して積み重ねて、隙間のないように詰めたらどう?」と提案しましたが、「安いものだから買いなさい」と却下されました。
 「非常用持ち出し袋は、子供の使わなくなったリュックサックで上等だよ。ボクは2個も用意してある。」
 「お菓子も入っているの?」
 「…」
 飲みながら話していたので、脱線もしましたが、こういうふうに草の根運動のような話をすることで、自分もちゃんと対策しなくてはいけないという意識をもつことがわかりました。家庭内でのこうした会話も必要ですね。

 「備えあれば憂いなし」に目覚めた私。この前の節分の日には、スーパーに勤める知人に頼まれて恵方巻をいっぱい買ってしまいました。
 ひとりでは食べきれないので、たまには実家の大家族にプレゼントしようと実家に持ちこみ、その包み紙に書いてあった今年の恵方の「北北西」らしき方向を向いて甥っ子たちと一緒に食べました。
 さて、その次の日の立春。
 今度は、「立春の朝に搾った日本酒をその年の恵方を向いて飲んだら良いことがある」という話を聞きつけて、ただおいしいお酒を飲みたいばかりに「立春朝搾り」のお酒を2本も買ってしまいました。
イメージイラスト(笑う角には福来たる)  そしてその晩、またもや北北西らしき方向を向いて、おいしいお酒をひとりでしんみり味わったのですが、数日後、そのお酒を造っている酒蔵の社長から重大なお話がありました。
  毎月一回、この酒蔵の社長が講師をしている「土佐酒道入門」という文化教室(・・・・)に通っているのです。
  「皆さん、今年の立春朝搾りはお飲みになったでしょうか。今年の恵方は北北西と言われていますが、正式には北微西(きたびせい)ということで北からわずかに西よりで、真北と北北西の間らしいです。」とのこと。
  「あれれ? 北北西じゃなかったの? ま、いいか。どうせデタラメな方角向いていたし…」
  そして「今日は、北微西の方角を向いて立春朝搾りを飲んでいただきたいと思って方位磁石を持ってきました。」との社長のありがたいお言葉に、皆で北微西を向いて立春朝搾りをおいしく飲み、大満足でした。

 
Copyright Shikoku Electrical Safety Inspection Association. All Rights Reserved.