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見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
Part10:法律の話 高知支部お客さまサービス課
契約係長

細川 真由美
  私の書いているこのコーナーは、タイトルに「電気」とあるものの、ほとんど電気とは関係ない話になってしまっています。
  ほぼ毎回、お酒の話が出るので、お客さまに「飲みゆうかね」と言われるし、前回の「鉄ちゃん」を読んでいただいたお客さまには「今度の旅はどこ行くが」と言われる始末。
  はじめから居酒屋エッセイか、旅行記にすればよかったと思う今日この頃です。
  私の趣味は、いつもの居酒屋で常連さんたちと飲むこと。そして、ふらっとひとり旅に出ること。だから電気のことを書いていても、いつのまにかお酒の話や旅の話になってしまいます。電気のことも好きなのですけどね。
  今回は、すこしマジメに法律の話からスタートします。

  省エネ法(「エネルギーの使用の合理化に関する法律」の略称)が改正され、今年4月から施行されています。
  省エネ法は、石油危機を背景に昭和54年に制定されましたが、一般の方にはなじみのない法律だったように思います。
  この省エネ法のなかで「エネルギー管理士」という資格が出てくるのですが、平成14年に資格取得をした私は、友人たちに「どんな資格なの?」と聞かれ、「あまり知られてないマイナーな資格でして…」と前置きして説明していました。
  省エネ法は京都議定書以降、地球温暖化対策を目的とした規制強化のために改正を重ねていましたが、今回の改正で、規制対象の範囲がひろがったため、以前よりは知られるようになったようです。
  省エネ法では17年度まで、電気と熱(重油やガスなどの燃料)で別々にエネルギー管理指定工場の指定がされていましたが、18年度からは電気と熱を合計するようになりました。
  そのため、18年度はエネルギー管理指定工場の指定件数が増加しています。
  エネルギー管理指定工場は、年間のエネルギー使用量が原油換算で1500kL(電気の使用量に置き換えると年間600万kWh相当)以上の工場・事業場が対象となります。
  全国では、エネルギー管理指定工場の件数は約1万3000件となり、約3000件増加しているとのこと。
  ここまで書くと「うちは、対象になるのではないだろうか」と心配されるお客さまがいらっしゃるかも知れませんが、「御社は、エネルギー管理指定工場になるのではないですか?」と今までどこからも声がかかってなければ、とりあえず今年度は大丈夫と思います。
  なんて、あいまいなことで申し訳ないのですが、「原油換算で1500kL」というエネルギー消費量の計算は、それぞれ換算係数がちがう燃料を合算する必要があるので、複数の燃料を使用している場合は、一律には言えないのです。
  使用しているエネルギーが電気だけなら年間電力量で600万kWh前後がラインになりますが、電気も、昼間と夜間の電力量で換算係数がちがっています。
  エネルギー管理指定工場になると計画的、自主的なエネルギー管理の徹底が求められます。
  そして毎年、経済産業局長あてに定期報告書を提出(18年度は9月末までに提出。19年度以降は6月末までに提出)しなければなりません。
  今年は、新たにエネルギー管理指定工場となったお客さまから書類作成等のご相談を多くいただきました。
  今回、お客さまから「書類の書き方がわからないよ。どーしたらいいの?」とご相談をいただき、私もはじめて定期報告書等の作成のお手伝いをしました。
  お客さまと一緒になって「どーしたらいいの?」と、あっちこっちに聞きながら、何とか9月末の定期報告書の提出期限に間に合わすことができました。
  「エネルギー管理指定工場になると書類作成に手間がかかる」というお声をよく聞きます。
  報告書類等の作成は、はじめて作成する時はたしかに戸惑いますが、一度作成してみて要領がわかれば2年目からは楽になると思います。
  ただし、楽になるのは、書類作成の話だけで、エネルギー管理指定工場になると毎年省エネに取り組まなければならないのは大変です。
  「省エネは大変だから、省エネできなかった時の言い訳を今から考えておこう」という冗談まじりのお話も耳にしましたが、省エネにくわしい社外の人や、省エネのコンサルティングをしている機関などに相談してみると、思いもかけなかった省エネポイントが見つかることもあります。
  四国電気保安協会もお客さまの省エネのお手伝いしています。お気軽にご相談ください。

  ところで今年の夏は、新たにエネルギー管理指定工場になったお客さまは、書類作成と省エネ対策で大変でしたでしょうが、私もそのお手伝いをしていたのでフルに働いておりました。
  そして9月下旬、やっと夏休みをとった私は、5日間の「みちのーく ひとりたびー♪」に行ってきました。行き先は、福島県周辺。鉄道ひとり旅です。
  友人の鉄道マニアの「鉄ちゃん」に「サンライズ瀬戸(高松駅〜東京駅を走る寝台特急。個室がすごい)に乗って、東京で乗り換える」と言ったら「ボクは、これまでサンライズ瀬戸に50回は乗っています。乗って一時したら個室に車掌さんがくるので、個室に入ってすぐに服を脱いではいけませんよ」とのこと。
イメージイラスト  当日個室に入ると、聞いていたとおり、車掌さんがやってきました。「さすが鉄ちゃんは、的確なアドバイスをくれるなぁ。聞いていなかったらあわてるところだった」とありがたく思ったことでした。
  これまで東北には足を踏み入れたことがなかったのですが、「磐越西線」という風光明媚な路線があることを知り、おまけにSLが走っているとのことで、福島県周辺への鉄道の旅を計画したのです。
  私は、鉄道マニアの「鉄子」になりきって、リュックを背負い、6種類もの駅弁を食べ、SLにも乗って大満足でした(ビールは恥ずかしくない程度に飲みました)。
  福島県周辺は景色がきれいなことで有名な路線が多く、欲張って5日間、ほとんど列車に乗り続けの旅でしたので、おかげで帰ってきてから腰痛になってしまいました。まだ完治していません。自分の歳のことを考えるべきでした。
  「イデデデ…」。
 
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