一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
Part09:鉄ちゃん 高知支部お客さまサービス課
契約係長

細川 真由美

  私の友人に、鉄道ファンの「鉄ちゃん」(鉄道ファンの総称)がいます。
鉄道ファンの「鉄ちゃん」たちは、「乗りテツ」「撮りテツ」「模型テツ」「収集テツ」「食べテツ」「音テツ」等々、その専門分野によってさらに分類されます。
友人は、鉄道ひとり旅の好きな「乗りテツの鉄ちゃん」で、「鉄道乗りっぱなしの旅2泊3日」なんてことをよくしています。
「乗りテツの鉄ちゃん」は、何の前触れもなく、旅先から「今、○○線に乗って、△△を通過中で〜す」と電話をしてくるので、「えー! そんなところにいるの?」と驚かされることが多々あります。
先日は、秋田までの列車内から電話がありました。
後日、おみやげの日本酒と“きりたんぽ”をもらったので、「いい友人だなぁ」と改めて感謝したことでした(日本酒は、2人で飲んであっという間になくなってしまったので、また近いうちに秋田へ行き、日本酒を買ってくると言っていました)。
「乗りテツの鉄ちゃん」と親しくなったのは、数年前にA氏から「新幹線の電気方式を調べて欲しい。また、鉄道の電気方式の直流交流それぞれの特徴を報告書にまとめて欲しい」と依頼を受けたのがきっかけでした。
A氏は、「チャーリーズ・エンジェル」のボスのような口調だったので、私は一瞬、キャメロン・ディアスになっていました(冗談です)。
とにかく電気鉄道のことを色々と調べていたなかで、以前から知っていた「乗りテツの鉄ちゃん」を頼ったのでした。
この時話を聞いて、「乗りテツの鉄ちゃん」の知識の豊富さに圧倒されてしまいました。「何でそこまで知っているの〜?」というくらい、とにかくすごい情報量なのです。
そして、これをきっかけに、「乗りテツの鉄ちゃん」とは意気投合して、その後も飲み友達になったのです。
それにしても、この時の報告書がどのように活用されたのか、私にとって未だにナゾです。
「乗りテツの鉄ちゃん」と友達になるきっかけを与えてくれただけなのか…?

 ところで、新幹線の電気方式は単相交流25,000Vです。
一方、JRの在来線の電気方式は、大別して直流1,500Vの地域と単相交流20,000Vの地域があります。
JR四国は直流1,500V(電化区間だけの話)です。
JR以外の四国の鉄道も直流で、高松琴平電気鉄道が1,500V。伊予鉄道は750V(一部600V)。土佐電気鉄道は600Vです。
土佐くろしお鉄道と阿佐海岸鉄道は、電化されていません。
直流は、電気車の価格が交流に比べて安いが、変電所などの地上設備の価格が高い。トンネル区間では、電車線の絶縁の面から、トンネル断面を小さくできる等の特徴があります。
運転密度の高い線区や地下鉄に向いた電気方式です。路面電車にも用いられています。
交流の特徴は、直流の逆です。都市間輸送や新幹線のような高速運転に向いた電気方式です。

 一度、「乗りテツの鉄ちゃん」の1泊2日の旅に同行したことがあります。
平成16年3月に、九州新幹線「つばめ」の試乗会があると聞いて、「乗りテツの鉄ちゃん」たちの世界を垣間見たくて同行したのです。
その旅は、朝7時に高知駅発。新八代駅から鹿児島中央駅までお目当ての「つばめ」に乗り、すぐにまた「つばめ」で折り返し、博多でちょっと一杯したあと夜行列車に乗り、翌朝8時すぎに高知駅に帰るという行程。
途中、佐賀県にある「鳥栖駅のホームの蕎麦」を食べるために、わざわざ下車するという技も伝授してもらいました。ここの蕎麦は有名らしいのです。
そして鹿児島まで行って、駅から外に出ることなく、乗換のために駅の構内を歩くだけだったのには、「さすが!」と思いました。
未熟者の私は、「せっかくここまで来たのに〜」と思いましたが、「乗りテツの鉄ちゃん」たちにとってはごく当たり前の行動なのです。もはや悟りの境地なのでしょう。
以前、「乗りテツの鉄ちゃん」と一緒に飲んだ時、「高知から列車に乗って、日帰りでどこまで行けるか」と聞いたら、「仙台ぐらいまでは行けると思うよ」と言うので時刻表で調べてみました。
6時発の特急で高知駅を出発し、岡山から東京、東京から仙台と新幹線を乗りつぎ、仙台に14時32分着。そして15時26分仙台発で折り返し、23時56分に高知駅に帰ってくることができます。
高知駅から仙台駅まで、距離にして1,264キロですから、往復で2,528キロを乗換時間も含めると17時間足らずで移動したことになります。
新幹線だけだともっと長距離の日帰りができるのでしょうが、私はそこまでマニアックでないので、このへんでやめておきます。
イメージイラスト  子供の頃によく聞いた歌で「ビュワーン ビュワーン走る 青い光の超特急 時速250キロ…」という歌がありました(若い人は知らないかも?!)。
今では、山陽新幹線で500系のぞみが最高時速300キロ。
250キロ当時は「とんでくようだな 走る」という歌詞だったのですが、300キロでは、どういう歌詞になるのでしょう。

 先日の土曜日の昼前、何となく鉄道旅をしたくなり、急に思い立って高松へ行ってきました。
せっかくだから、気に入っている高松の小料理屋さんを訪ねてみようか、それなら夕方までに高松に着けばいいと、とりあえず家の近くの高知駅に向かったのですが、12時発の南風14号にちょうど間に合ったので、14時半には高松の街を歩いていました。
時間があったので、高松駅の近くの「香川県歴史博物館」に立ち寄り、しばし歴史の勉強をした後、目的地を訪ね、満足なひとときを過ごしてまいりました。
10月14日は、明治5年に新橋と横浜を結ぶ日本最初の鉄道が開通したことにちなんだ「鉄道の日」とのこと。今年はちょうど土曜日だし、また鉄道の旅に出ようかな〜。

 
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