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電気と保安 仲秋
[ 2006 No.201 ]
2006仲秋No.201 表紙

太布(たふ)織り (徳島)
  明治末まで普段着や袋などの日用品として、重要な換金産物だった太布織り。同時に、神事では玉ぐしやしめ縄などに付ける“しで” にも用いられ、「尊い」「神々しい」ものとあがめられてきました。
  原料はコウゾやカジの木。昔は各地で生産されていましたが、木綿の普及とともにその数は減少しています。現在、太布織りが作られているのは全国でも那賀町(旧木頭村)のみです。「阿波太布製造技法保存伝承会」が技法を受け継いでいます。原料の木を、蒸す、皮をはぐ、灰汁(あく)で煮る、たたく、水に浸けるなど、長い工程を経て繊維ができ、それで糸を紡ぎ、地機で織り上げます。
  太布の特徴について、伝承会の中川清会長は「繊維が丈夫で、虫もつきません。長く使用できるし、使うほどにしなやかになり、風合いも増します」。会員は現在14人で、最年少の中学生も頑張っています。「なんとか残そうという皆の思い、ありがたいですね」と中川さん。すべて手作業のため、生産量は少ないものの、手提げやテーブルクロスなどの新製品も誕生しています。

撮影協力: 阿波太布製造技法保存伝承会
TEL(0884)68−2386
火曜日のみ活動

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