一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
見えない「でんき」が見えてくる! だから電気はおもしろい
Part08:英会話講座 高知支部お客さまサービス課
契約係長

細川 真由美

友人K子に誘われて、初心者向けの英会話の短期講座に、1カ月前から週1回通っています。
  私は、「英語なんて話せなくてもいい。土佐弁が話せたら生活できる」と、はじめは全くそんな気がなかったのです。
  K子が何度も「お願い!1人じゃ恥ずかしいから、一緒に行ってよ」「たった6回で終わるし、受講料も安いから」と誘ってきても、「全く行く気になりませーん」と断っていました。
  でも、「講師は、イケメン(かっこいい男性の意)の外人さんらしいよ。受講者もたぶん少ないから、ていねいに教えてもらえるよ」というK子の言葉に気持ちがゆらぎ、「じゃ行ってみようか」ということになりました。
  はじめての日、「思ったより受講者多いね」とK子と話しながら、イケメンさんをワクワクしながら待ちました。

  そして登場してきた講師は、「アイ アムポーラ」と自己紹介をはじめました。……どう見ても女性にしか見えません。
  K子に「どこがイケメン?」と文句を言いましたが、ポーラはお笑い芸人かと思うほど、とてもユニークで、「イケメンよりポーラのほうがいい」とK子も私も、すっかりポーラのファンになってしまいました。
  というわけで毎回、熱心に受講していますが、その割に英会話は、ほとんど上達していません。
  ポーラのしゃべる英語は、多少理解できるのですが、英語で話しかけられても、つい日本語でしゃべってしまいます。自分の言いたいことが英語で言えない、単語すら出てこないという有様です。
  セミナーは10代から70代までの老若男女24人が受講しています。
  みんな、英語ペラペ〜ラには程遠く、回を重ねるごとに何かしら仲間意識が芽生えてきたようです。
  「ポーラを見ているだけでおもしろいよね。英会話はなかなか上達しないけど、単語のひとつでも覚えることができたらよしとしましょう」とみんなで毎回、楽しく英会話を学んでいます。
  ただし、ポーラは、ほとんど上達しない受講者たちを前にして、「イングリッシュ、イングリッシュ」「プラクティス、プラクティス」と賑やかにしゃべり、「次回は、日本語をしゃべるたびに500円徴収する」と英語で言っていました。

 最近は、夜、飲みに行く先々でこの英会話講座の話をしています。
  ある居酒屋のもうすぐ還暦のご主人は、「小学校の時から学校で英語を習っていたので、短いフレーズなら大丈夫」と結構ペラペラなのにおどろきました。
  先日は、行きつけのバーのママに「英会話を習いに行っている」と話をしていたら(実際は、土佐弁で「英会話を習いに行きゆうがやき」と言った)、「そういえば最近、外来語が多くなって、新聞とか見てもほとんどカタカナよね。会社の名前もカタカナが多くなってきたわね。言葉の意味がわからないし、覚えられないわ」という話になりました。
  そして、「今から、外来語を使わないようにしましょう」と言ったママが、「ビールは麦酒かな。アイスは氷でいいよね。カラオケは英語でもカラオケね。でもウイスキーは?グラスは?」と、他のお客さんも巻き込んでみんなで考えましたが、すぐに「仕事にならないから止めよう」ということになりました。
  みんなが知っている外来語は、他の言葉に直そうとすると、よけいややこしいものです。
  それにしても、最近のカタカナ用語の氾濫には、うんざりしてしまいます。みんな理解して使っているのかな。英語が上手な人は、抵抗がないのかなと思ってしまいます。

 私の職場では、ひんぱんに電気関係の専門用語が飛びかっています。外来語もたくさん使われています。
  電気関係の仕事をしている人に対しては、専門用語を使ったほうがわかりやすいので、私も遠慮なく使っています。
  一方、電気関係の仕事をしている人以外に対しては、できるだけ専門用語を使わないようにしています。
  たとえば「トランス」「コンデンサ」「キュービクル」などの高圧受電設備の名称は、高圧受電のお客さまは、たいていご存知とは思いますが、みんなが知っている用語ではありません。お客さまの前では、専門用語はわかりやすい言葉にかえて話をしています。
  私は、入社したての若かりし頃、電気関係の専門用語が全く理解できませんでした。
  「キュービクル」と同僚が言っているのを聞いて、「髪の毛のキューティクルは知っているけど、キュービクルって何のことだろう」と思うようなレベルだったのです。
  『キュービクル(Cubicle)の語源は、立方体を意味するCubeから派生した言葉で、小屋、箱のことです。高圧受電用機器を、金属製の箱にコンパクトに納めた受電設備のことをキュービクル式高圧受電設備といいます。』というふうにわかりやすく解説した本が、当時は身近になくて調べるのに苦労もしました。
  今は、インターネットで検索するとすぐに調べることができるので便利です。
  電気関係の専門用語は、知らないと仕事にならないということもあり、「習うより慣れろ」でけっこう身につきました。
  英会話も「習うより慣れろ」でしょうが、日常会話ができるようになるまで、どれくらいかかるのでしょうか。先は長そうです。

 実は今、英会話の他にも習い事をしています。
  「土佐酒道入門」というすごい名前の講座です。一応、ちゃんとした文化教室です。
  お酒の話が1時間半あり、あとは7種類ぐらい、日本各地のお酒の利き酒をするという講座です。1時間半のお酒の話は、日本酒のつくり方や種類をはじめ、日本酒の歴史などを勉強しています。
  こちらのほうは、好きなお酒のウンチクを知ったらもっと楽しくお酒が飲めると気軽に通っています。単なる酒飲みの集まりという人もいますが……。

 
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