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電気事故未然防止例145:このようにして事故が防げました 愛媛支部 三島事業所
重見 健啓
異音は故障の前ぶれ!
  設備の概要
  鉄骨2階建ての屋外キュービクルで、主にラミネート加工をしているお客さまです。
  発見時の概要と対策
  夏の暑い日でした。月次点検にお伺いし、問診では「特に異常はありません」ということでしたので早速点検を開始しました。キュービクルの点検を済ませ、工場内へ入り数台設置されている加工機制御盤内の目視点検をはじめました。1台目の制御盤を開けると「キュッキュッ」という異音が出ているのに気づきました。工場長に状況を説明し、一緒に調べていくと、制御盤内のインバーターに取り付けられている冷却ファンから発生していました。電圧・電流等測定しましたが、特に異状は認めませんでした。しかし、異音の発生は故障の前兆現象であるため工場長にお話しして予備品の購入をお願いしていました。
  その後、工場長からブレーカが切れるという連絡をいただきお伺いしたところ、異音が発生していた加工機に案内されました。調査したところ前回指摘した冷却ファンが焼損していたのが故障の原因でした。予備品が届いていたのですぐに取り替えを実施し、復帰させることができました。
  工場長にも感謝され、お客さまの生産性を下げることもなく早急に復旧できたのでほっとしました。
  原因と今後の対策は
イメージイラスト  焼損した原因は、経年劣化(7年)によるものでした。視覚はもとより聴覚・臭覚も合わせて、今回のような異変を察知し、起こりうる故障等を未然に防ぐことや早期改修ができるような予備品を準備していただくことは、予防保全としての重要な我々の仕事だと思います。
  今後、今回の故障を教訓とし、必要で最低限の予備品等の準備をしていただけるようにお客さまにお願いしていきたいと思います。
 
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