一般財団法人 四国電気保安協会 前に戻る  
 
電気と保安 仲秋
[ 2005 No.195 ]
2005初冬No.196 表紙

桜井漆器(さくらいしっき)(愛媛)
  桜井漆器は、約200年前、庶民向けの簡素な漆器を中心に椀舟(わんぶね)と呼ばれる舟で中・四国、九州地方へ行商した椀屋(わんや)さんがこれなら桜井でも作れるのではないかと考えたことに端を発します。行商から生まれた桜井漆器は、石川県の輪島、山中、福島の会津、福井の越前、和歌山の海南など各産地の優れた特徴を併せ持ち、良質で安価な漆器として知られています。
  伝統工芸の誇りを持続し発展させるために開館した桜井漆器会館では、蒔絵師(まきえし)で伝統工芸士の近田博文(こんだひろふみ)さんをはじめ、下地師(したぢし)1人、塗師(ぬりし)2人、蒔絵師3人、沈金師(ちんきんし)1人の7人が漆器づくりに励んでいます。漆器は、少なくとも12回は漆を塗り、仕上がるまでに3カ月から半年かかります。「漆の乾燥作業は天候に左右されるので時間に制限があると大変です。でも、お客さまの喜ぶ顔が見られるとうれしいです」と話す蒔絵師歴20年の岡田博さんは手なれた筆使いで美しい絵を施していきます。
  会館では、伝統工芸を守りつつ、ガラス製品や麻布、カバン類など漆を使った製品づくりに取り組み、新しい漆の可能性を追求しています。

問い合わせ 伊予桜井漆器会館
TEL(0898)48−0418
定休日 毎週火曜日(火曜が祝・祭日に
あたる場合は翌水曜)
撮影協力 伊予桜井漆器会館
岡田 博(おかだひろし)さん

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