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電気と保安 盛夏
[ 2005 No.194 ]
2005盛夏No.194 表紙

土佐硯(高知)
  中国の名硯端渓硯(めいけんたんけいすずり)に劣らない日本一の硯として「土佐端渓(とさたんけい)」の名で親しまれる名品「土佐硯」。文献によると、応仁の乱から逃れた関白一条教房(のりふさ)公がこの地で良質な硯石(すずりいし)を見つけ愛用したことが始まりです。三原村の硯作りは意外に新しく、昭和41年に書家の新谷健吉氏が原石を再発見し、昭和57年に三原硯石加工生産組合が発足、現在10人の生産者がいます。
  土佐硯の特長は、銅粉、金星銀星を含有し、きめ細かく、うるおいのある墨を素早くすることができます。
  特殊な刃先タンガロイを使ったノミを体全体で操り、削り出す硯は13種類以上あります。中でも「天然硯」は、石自体の自然な部分と作者の個性が形に表れる世界でたった1つの作品です。
  すべて手作りの硯は、1つ作るのも1日がかり、大作になると1週間以上かかります。組合の発足当初から制作にいそしむ榎順さんは「硯という字のごとく、まずは石を見て楽しんでもらいたい」と、墨色も鮮やかな土佐硯の魅力を語ります。

撮影協力: 三原硯石加工生産組合 榎 順さん
三原村商工会
TEL(0880)46−2437


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