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電気と保安 新春
[ 2005 No.191 ]
2005新春No.191 表紙

姫だるま(愛媛)
  きらびやかな十二単(ひとえ)をまとい、ふっくらした顔が愛らしい姫だるま。「子どもが遊ぶと健やかに育つ」「病人が飾ると起き上がりが早くなる」などといわれ、昔から結婚祝い、出産祝い、快気祝いなどの贈り物として親しまれてきました。
  松山市内に店を構える田中勝美さんは、35年前から姫だるまを制作、平成14年にはえひめ伝統工芸士に認定されました。作業工程はすべて手作業、現在は仕上げまで一人で行っています。中でもだるまの命となる顔づくりは特に神経を使う作業だとか。「気分が落ち着いていないといい顔は描けないわね。イライラしている時はしないようにしているの。」と話しながら、すらすらと筆を走らせていました。時代とともに姫だるまの作り手は減少、20年前には市内に39あった製造所も今では4つしか残っていません。「仕事が減ってきたのは残念だけど、ゆとりができたから一体一体に愛情を込めて作れるようになりました。」と語る田中さん。姫だるまに注ぐ視線は、まるでわが子を見るような慈愛に満ちています。

撮影協力: (有)田中民芸 田中勝美さん
TEL(089)922−7130

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