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電気と保安 仲秋
[ 2004 No.189 ]
2004仲秋No.189 表紙

郡里の和傘(徳島)
  北原白秋作詞の童謡「あめふり」に登場する“蛇の目”が、傘のことだと分からない世代が増えているといいます。蛇の目傘とは、紺地などの美しい染紙を張り、漆を塗って滑らかに仕上げ、ヘビの目のように白く丸い輪の模様が入った和傘です。
  徳島県美馬町郡里地区は蛇の目傘や番傘などの和傘の産地として知られ、昭和10年ごろは100軒の和傘店が並び、全国2位の生産量を誇っていました。しかし、ナイロン傘全盛の時代を迎えて和傘生産量は激減、今では2軒を残すのみです。和傘づくりで伝統工芸師の資格を持つ中岡清さんは、この道77年の大ベテラン。「手が動かなくなるまで作り続ける」と頼もしく語る一方で、「和傘も、わしの代で終わりじゃ」と寂しそうにつぶやいていました。

撮影協力: 中岡清さん(伝統工芸師)
中岡和傘店

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