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電気事故未然防止例131:このようにして事故が防げました 徳島支部 池田事業所
川人 孝好
変圧器内部で短絡している!
  発見時の概要
  電気設備の点検項目については、機器の種類・項目によって点検周期が決められています。コンピューター等の重要な負荷のあるお客さま設備を、その周期に従って計画的に点検していたときのことです。
  停電をして各変圧器の内部点検、変圧器オイルの点検を順次実施していました。動力用変圧器の上部の蓋をあけて内部をのぞくと、オイルは若干茶色になっていましたが問題はないと思いながらも、変圧器タップ盤上部を見ると少し黒くなっているではありませんか。「これはおかしい、何かある」と思い、再度ライトを当ててよく見ると、金属片がタップ盤の上で光っているではありませんか。「わぁ、これは変圧器内部で短絡している」と思い、変圧器内部に手鏡を入れて綿密な点検をしました。内部のブッシング(碍子)下部でコイル上部の銅バー間の離隔が不均等になっており、銅バーとブッシング端子のボルトが短絡(ショート)し溶断していました。
  「このままで長期間使用すると内部の異物等により絶縁劣化を起こし、変圧器が焼損して長時間停電する恐れがある」と説明し、早めの取り替えをお願いしたところ、早速改修していただけました。
  原因(想定)
  地震等の外部圧力で低圧ブスバーから変圧器のブッシングに力が加わり、短絡したものと思われます。
  対策
写真画像   電気室等の変圧器より外部に出る低圧配線は、耐震装置を取り付けた配線にしました。
 
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