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電気事故未然防止例124:このようにして事故が防げました 高知支部 須崎支所
中井 満章
高圧支持碍子破損個所の早期発見で停電防止
  状況
写真画像
取り付け部分がひどく損傷した高圧母線支持碍子
  高圧支持碍子が変だぞ! 塩害地区にある海産物加工業者の年次点検を実施中で、キュービクル内の清掃をしていたところ、高圧限流ヒューズ付気中負荷開閉器(LBS)上部の高圧母線支持碍子が損傷しているのを発見した。
  ちょうど年次点検(停電中)の最中だったので、詳しく点検するため脚立に登り近くで確認すると、取り付け部分がひどく損傷していた。(写真参照)
  前年度との絶縁抵抗値を比較したところ、絶縁抵抗値が1000ΜΩから100ΜΩに低下していた。
  このまま放置すれば、高圧支持碍子の絶縁破壊による停電事故が予想されるので、手持ちの材料で応急処置し、その高圧支持碍子だけを取り替え(取り替え後500MΩ)、とりあえず送電した。
  これらの状況をお客さまにご説明するとともに、早急に他の高圧支持碍子の取り替えをお願いした。 
  その後、高圧支持碍子の取替工事が速やかに実施されたため、停電事故を未然に防止することができ、精密点検および清掃の大切さを痛感した。
  原因
  高圧支持碍子が損傷した直接の原因は、付着した塩分や塵が湿気等を帯び、絶縁物の表面に微少な漏れ電流が発生したため、損傷したものと考えられる。
  対策
  塩害地区における年次点検時には、特に高圧機器を注意して清掃するとともに、停電しないと見えない部分も、抜かりのないように精密点検を実施していきたい。
 
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